昨年の10月から”中国版Airbnb”の定点観測を始めて6か月が経過。
中国版Airbnbの日本での登録件数はどの程度増えているのか?
ざっくり言うと
「自在客」の登録物件数が大幅に増加
中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。
東京・大阪・京都における中国版Airbnbの3つのサイトの登録物件数の合計は2,971件(4月20日現在)。1か月前より594件増加(25.0%増加)。
サイト別に見ると、「自在客(ジザイキャク)」が大幅に増加している(次図)。
3月末から日本語に対応できるようになったことが増加の一因かもしれない。
中国版Airbnbの登録件数は、大阪が東京の1.3倍
地域別に見ると、登録件数では毎回、大阪が東京を上回っている(次図)。
中国版Airbnbの登録件数は大阪が東京の約1.3倍(4月20日現在)。
本家Airbnbに対して中国版Airbnbの割合は12%
とは言うものの、現状では本家Airbnbに比べて、中国版Airbnb登録件数はまだ1桁(次図)。
(本家Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
本家Airbnbに対する中国版Airbnbの割合は、9.1%(2月)、10.2%(3月)、11.8%(4月)と2か月連続で増加している(次図)。
民泊の中途半端な規制緩和(罰則規定なし)が進むと、Airbnbよりも中国版Airbnbのほうが増加するなんてことにはならないか?
(本家Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
中国版Airbnbは、中国人の中国人による中国人のための民泊仲介サイト。東京よりも大阪のほうが熱い。
大阪市内の民泊で何が起こっているのか、目が離せない。
(本日、マンション広告なし)