毎週火曜日にリクルート社が発行している無料住宅情報誌「SUUMO新築マンション(首都圏版)」。
毎号の特集記事から、2015年を振り返ってみた。
2015年に発行されたSUUMO新築マンション(首都圏版)は、お盆の週は発行されていないので、全部で50冊。
来週発行される今年最後の1冊を除いた49冊の特集記事の見出しをみて、エイヤッと分類し、整理したのが次図。
「年収と家 5000人調査」や「年収別 買った家」、「年収別12組 家とローン」や「マンガで知る住宅ローン」といった「お金」にまつわる特集が半数近くを占めている。
特に「年収」をキーワードにした特集は9回(18%)と目立つ。
- 年収と家 事例集(1月6日号)
- 年収別12組 家とローン(2月10日号)
- 年収と家 5300人調査(3月17日号)
- 年収と家 4家族の選択(4月28日号)
- 年収別12組 住宅ローン(6月23日号)
- 年収と家 5000人調査(7月14日号)
- 年収と家 事例集(9月8日号)
- 夫婦770組 年収と家(10月13日号)
- 年収別 買った家(11月10日号)
「間取り(6%)」なんかよりも、「お金(47%)」の不安を取り除いてあげて、購入意欲を持ってもらおうという方針なのであろうか。
あとは定番の比較記事が14%。なかでも「賃貸vs買う 〇〇」が4回も登場している。
- 賃貸vs買う お金とリスク(2月24日号)
- 賃貸vs買う(6月9日号)
- 賃貸vs買う 100人会議(8月25日号)
- 賃貸vs買う 街ランキング(12月15日号)
「賃貸vs買う」は、結論なしで、どっちつかずになっている記事が多い。これを大人の事情という。
「お金」の特集記事が半数近い傾向は、過去3年間(11年度・12年度・13年度、全150冊)を調査したときの結果と大きく変わっていない。
「住宅情報を掲載したフリーマガジン、特集記事に偏りはないか」より
過去8年間のSUUMO特集記事の変遷については、「過去8年間のSUUMOの特集記事の変遷を調べてみた 」をご参照。
(本日、マンション広告なし)