宮崎県日南市がプロ野球のキャンプ期間などに空き家や個人宅の一室を貸し出す「民泊」の解禁を提案しているという日経の記事。
宮崎・日南市、「民泊」解禁で特区提案 野球キャンプ期間に
地域限定で規制を緩和する政府の国家戦略特区3次指定に、宮崎県日南市がプロ野球のキャンプ期間などに空き家や個人宅の一室を貸し出す「民泊」の解禁を提案していることが10日分かった。
民泊解禁によりキャンプで同市を訪れる観光客らの利便性を高めるとともに、地域消費の拡大につなげる狙い。
(中略)
日南市では毎年春と秋にプロ野球の広島東洋カープと埼玉西武ライオンズなどがキャンプをしており、選手や球団関係者、ファン、観光客ら年間約10万人が訪れる。(以下略)
(日本経済新聞 電子版 12月11日)
日南市内のホテルや旅館など宿泊施設の数は現在、約30(定員1500人程度)にとどまるという。
では、日南市内では現在、Airbnb登録物件数はどの程度あるのか?
Airbnbのホームページで「宮崎県日南市」を検索すると、22件登録(12月11日現在)されていることが分かる。
22件の内訳は次図のとおりだ。
アパート8件(Airbnbでは「マンション」とは表示されない)、一軒家12件、B&B(bed and breakfast)1件、その他1件。
首都圏と違って、アパートよりも一軒家のほうが多い。
一軒家で観光客を歓待するのは「良い民泊」である(Airbnbの争点 「良い民泊」「悪い民泊」 )。
「民泊解禁によりキャンプで同市を訪れる観光客らの利便性を高めるとともに、地域消費の拡大につなげる」ことができるほど日南市のAirbnb登録件数は増えるか――。