今朝の朝日の一面の見出し「新国立 上限1550億円」
冷房を断念し、収容人数を8万人から6万8千人に減らすなどして、建設費を約1千億円圧縮するという政府方針。
記事には検証委員会資料をもとに作成された、これまでの工事費試算の推移グラフが掲載されている。
マスコミにありがちな、縦軸・横軸の間隔がいい加減だ。
描き直してみた。
横軸は等間隔、縦軸の原点は0円からスタート。
この半年の間で、工事費が大きく変動している。
血税に対して、いかに無責任な対応がなされていたのかがよく分かる。
今回決定された1,550億円。上限とはいえ、まだまだ甘い。
東京スカイツリー(工事費400億円)を3基建てても350億円のお釣りがくる。
(写真はWikimediaより)
北京とロンドンのメインスタジアムの工事費の合計が1,413億円。
この二つを建てても137億円お釣りがくるのだ。
(各写真はWikimediaより)
実際に上限の1,550億円に収まるのか?
50億円減の1,500億円で落札し、工事が始まって、国民(マスコミ)の関心が薄れたころに「設計変更」と称して、工事費が増高することはないのか。
あと、建設費が倍増していた、水泳競技場(321億円⇒683億円)やバレーボール競技場(176億円⇒404億円)は、その後どうなったのだろうか・・・・・・。
(「新国立競技場以外の、ずさんな予算管理施設一覧」より)
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