新国立競技場の建設費2,520億円問題が白紙撤回されて、ひとまずホットしていたところ、 新国立競技場以外の様々な競技施設でも設備投資額が膨れ上がっているというネット情報が飛び込んできた。
新国立だけじゃない!税金湯水の「東京五輪」バレー、水泳競技場も建設費2倍
(略)
水泳競技場の「オリンピックアクアティクスセンター」は321億円から683億円、バレーボール競技場「有明アリーナ」は176億円から404億円と軒並み倍増している。この結果、東京都が負担する競技場の建設・整備費だけでも1538億円が4584億円に増加した。
都は海の森水上競技場のレイアウトを変更して1038億円を491億円に圧縮したほか、セーリング会場「若洲オリンピックマリーナ」(414億円)、バトミントン、バスケットボール会場「夢の島ユース・プラザ・アリーナ」(880億円)の建設を中止して既存の施設を活用することにした。それでも当初より1000億円近い増額だが、実際に着工が始まるとこれで収まる保証はない。(略)
情報源はどこか?
上記記事を転載したブログ記事などは多数見されるものの、その情報源は見当たらない。
テニスやバレーボール、水泳やボート・カヌーなど、オリンピック招致段階の設備投資額は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のホームページの「立候補ファイル 第1巻 (テーマ6-財政 (PDF 2.3MB)」を見れば確認できるのだが・・・・・・。
7月30日(木)の午後に放送された情報番組・ワイドショー「情報ライブ ミヤネ屋」でも「予算膨張…新国立以外だけじゃない!ボート水泳バレー会場も!開催大丈夫?」が報じられていた。
テレビでは具体的な金額が、下図のように紹介されていた。
ただし、見直し後の金額の出所は示されていない。
日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」より
ミネ屋の情報を元に、招致段階に対する見直し後の金額の倍率を計算し、表にまとめてみた。
8つの施設の見直し後の金額の合計が2,095億円(2.5倍)。
新国立競技場の見直し後の金額2,520億円(1.9倍)に匹敵する。
海の森水上競技場(ボート・カヌー会場)の7.1倍を筆頭に、2倍、3倍の施設が並んでいる。
もう少し分かりやすいように可視化(グラフ化)してみた。
国民(都民)の知らぬ間に、ずさんな予算管理が新国立競技場以外の施設でも行われている。
マスコミの続報に期待したい。
(本日、マンション広告なし)