マンションのベランダにある室外機に上って 、12階から転落死した4歳女児のニュース。
よくある痛ましい事故かと思いきや、その背景は少々複雑だった。
マスコミ情報だけでは分からない
女児の転落事故を伝えるマスコミ情報。
観光で訪日し、宿泊していた12階のマンションから転落したことは分かるのだが、「なぜホテルではなく、マンションに宿泊していたのか」までは言及されていない。
4歳女児マンション12階から転落 母親1階で買い物中
東京・渋谷区で22日夜、4歳の女の子がマンション12階から転落し、まもなく死亡しました。
渋谷区東で午後8時半ごろ、「女の子がマンションの上から落ちてきた」と110番通報がありました。警察官が駆け付けると、マンション1階に入るコンビニ店の前で中国人の4歳の女の子が倒れていて、まもなく死亡しました。
警視庁によりますと、女の子は母親とともに観光で日本を訪れ、12階の部屋に宿泊していました。母親は、東京ディズニーランドのチケットを買うためにコンビニ店に来たということです。
転落の直前には、女の子が「ママ、ママ」と叫んでいたということで、警視庁は、女の子がベランダの室外機に上り、誤って転落したとみて調べています。
(テレビ朝日の総合ニュース 07/23 10:34)
転落事故物件がAirBnBであった可能性を伝えるツイッター
帰宅途中に事故現場を通りかかった女性のツイッターによれば、「母親らしき女性は中国語と片言英語混じりで「AirBnB、12th floor」としきりに言ってた」とのこと。
https://twitter.com/_mean_i/status/623862786729181184
転落事故物件は賃貸マンションだった
ネットでググっていくと、転落事故物件は賃貸マンションだったことが分かる。
12階建て、総戸数66戸、築17年(1998年3月竣工)、専有面積20m2弱のワンルームの賃貸マンション(月額賃料89,000円 ~ 105,000円)。
5階、8階、9階、12階は女性優先フロアとなっている。
日本初のAirBnB死亡事故?の影響
事故があったのは12階の女性専用フロア。
ということは女性の店子がAirBnBで中国人の親子にまた貸ししていたことになる。
賃貸契約違反の可能性が高いことや、この物件の資産価値を毀損させた女性への損害賠償請求の有無などが気になるところである。
首相官邸の屋上で小型の無人飛行機「ドローン」が発見された事件では、国のドローン規制の対応は早かったが、今回の転落事故でAirBnBの国の規制はどうなるのか?
少なくとも、「Airbnb登録物件数 渋谷区がダントツ」の渋谷区は、なんらかの規制をかけざるを得ないだろう。
※女児のご冥福をお祈りいたします。
(本日、マンション広告2枚)