中小の不動産業で構成される公益社団法人全日本不動産協会(略称は全日)が毎月発行している会報誌「月刊不動産」で、2015年4月から「世界の集合住宅を訪ねる」という見開き2ページの連載を執筆し、3回まで進んだ。
各国の集合住宅の分譲価格や賃貸料金を調べるために、海外の不動産情報サイトを利用している。
海外の不動産情報サイトをまとめた記事がネットに見当たらなかったので整理しておこう。
他人のサイトのアクセス解析ができるSimilarWebを用いて、2015年5月のアクセス数の多い順に紹介する。
本邦初の不動産情報サイトの世界ランキングだ!
1位:zillow(7,170万PV)
全米を対象とした不動産情報サイト。
5月のアクセス数は7,170万PVで、ダントツの1位。
物件の航空写真や近隣地域の類似物件なども表示される。
2位:trulia(2,750万PV)
全米を対象とした不動産情報サイト。
物件の航空写真なども表示される。
3位:rightmove(1,680万PV)
英国内を対象とした不動産情報サイト。
4位:trovit(1,051万PV)
世界各地の不動産情報を調べることができる。
2014年10月HOME’Sを運営しているネクスト社に約111億円で買収されている。
trovitのアクセス数1,951万PVの国別内訳は次表のとおり。
ロシアのアクセス数が多いのは、nedvizhimost(不動産)がサブディレクトリ扱いとなっているために、「自動車」と「仕事」のアクセス数も計上されているため(不動産だけのアクセス数だともう少し少なくなるはずだ)。
5位以下は次のとおり。
不動産情報サイトの「世界ランキング」TOP10に、日本のサイトが2つ入っている。
- 5位:soufun(940万PV)
- 6位:hotpads(340万PV)
- 7位:oodle(330万PV)
- 7位:SUUMO(330万PV)
- 9位:HOME`S(280万PV)
- 10位:OLX(160万PV)
- 11位:Yahoo!不動産(98万PV)
日本を代表する3つの不動産サイトは、アクセス数では下位であるが、使い勝手のよさと関連コンテンツの充実度では、間違いなくトップ3を独占していると思う。
(本日、マンション広告なし)