首都高の南側、ゴルフ練習場の跡地に建つ大規模マンション。
物件概要
【先着順】東京駅直通12分(快速利用)、駅徒歩19分。総戸数222戸(P棟112戸+S棟110戸)、9階建+14階建。販売戸数5戸(P棟)、2LDK(63.20m2)~4LDK(80.13m2)。販売価格4,278万円~5,968万円。P棟:平成28年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の8カ月後)、S棟:平成28年7月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年1カ月後)。
- 3月13日(金)、6月5日(土)の物件と同じ。
新聞半紙大のチラシ裏面に、「万一の災害に備えた防災設備」が掲載されている。
WELLUP(非常用飲料水生成システム)
- 安全な飲料水を生成
- 約4,800人分(1人当り3ℓ/日)の飲料水を確保
- 場所をとらず移動が楽々
- 電源喪失の場合も安心
防災トイレ
- 水が止まると住戸のトイレが使えなくなります。そんな時に非常用マンホールトイレが便利です。
かまどベンチ
- 非常時に炊き出しかまどとして使える屋外用ベンチ。
非常用飲料水生成システムは機能するのか?
燃料切れで飲料水が飲めなくなるリスクのある非常用飲料水生成システム
井戸や水槽・河川から取水し、ろ過して1日最大14.4t・約4,800人分の飲料水を供給できるWELLUP(非常用飲料水生成システム)。電気の供給が途絶えても運転できるように、動力源に発電機を採用しているという。
でも、燃料が切れたらそれでお終い。
燃料を補給すればいいという人もおられようが、3.11東日本大震災のときに燃料の確保がいかに大変だったか思い出してほしい。
発災後3日間の生活を可能にする飲料水や備蓄品の確保することが求められている(東京の防災プラン2014年12月 P28)。
燃料切れで飲料水が飲めなくなるリスクのある非常用飲料水生成システムに頼るのではなく、ペットボトルを各世帯で備蓄しよう。
では、防災トイレはどうか?
糞づまりで下水配管を閉塞させてしまう防災トイレ
約600人(=総戸数222戸×3人/世帯)の大人数に対して、1基や2基の防災トイレで足りるだろか?
しかも洋式便器がマンホールに直結しているから、流す水が確保できないと糞尿が山になって、下水配管を閉塞させてしまう。
文字通り糞づまりだ。
各世帯で非常用携帯トイレを家族分備蓄しておこう!
サッと固まる非常用トイレ袋(30回分) 災害での断水時でもトイレが使える!
では、かまどベンチはどうか?
発災後、実際にマンション単位で炊き出しをするだろうか?
管理組合の理事長が音頭を取るのか? あるいは自治会長が音頭を取るのか?
両長が勤務先に逗留して、不在の時はどうするのか?
はるいは自然発生的に、ボランティアが集まって炊き出しが始まるのか?
コメや水、燃料は十分な量(人数分×3日)がマンションの防災倉庫に備蓄されてるのか?
等々考えると、震災後にかまどベンチがうまく使われいる様子は全くイメージできない。
ここは、各世帯で家族分の食料を備蓄しておこう!
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