建設中の大規模マンションの南側に隣接して建つ大規模マンション。
物件概要
【第1期1次〜第3期6次 先着順】大手町駅直通14分、駅徒歩7分。総戸数459戸、15階建。販売戸数14戸、2LDK(60.03m2)〜4LDK(81.68m2)。販売価格3,948万円〜6,198万円。平成27年8月中旬竣工(本チラシ掲載日の3カ月後)。
- 2013年5月18日(土)・6月1日(土)・8月23日(金)・11月1日(金)・11月9日(土)・11月29日(金)・12月21日(土)、2014年3月28日(金)・7月11日(金)・8月8日(金)・11月21日(金)・12月12日(金)、2015年3月6日(金)・4月17日(金)の物件と同じ。
新聞半紙大のチラシのオモテ面に、興味深いキャチコピー。
総来場組数 2,000組 突破
※2015年4月26日現在 2,109組
総戸数459戸のマンションで、第1期1次〜第3期6次先着順の販売戸数が14戸。
新規の販売住戸がないとすれば、すでに445戸(=459戸-14戸)が契約済みということになる。
来場者数2,000組に対して約2割(=445戸÷2,000組)の契約率は、けっこう高い数字ではないか。
来場者組数2,000超えは、他の物件と比べても多い方だ(次図)。
「雑誌に掲載されている新築マンションの「人気指数」は信頼できるか 」より
で、最近は、モデルルーム来場者数の動向はどうなのか?
土地総合研究所が5月20日に公表した「不動産業業況等調査結果(平成27年4月分)」によると、「住宅・宅地分譲業」については次のように記されている。
- 「用地取得件数」の指数は、前回から 6.5ポイント低下し -6.5ポイントとなった。
- 「モデルルーム来場者数」の指数は、前回から 60.3ポイント上昇し 10.3ポイントとなった。
- 「成約件数」の指数は、前回から 27.2ポイント上昇し 11.6ポイントとなった。
- 「在庫戸数」の指数は、前回から 10.0ポイント上昇し 31.9ポイントとなった。在庫戸数が減少傾向にあるとの見方が多い。
- 「販売価格の動向」の指数は、前回から 8.6ポイント低下し 45.2ポイントとなった。平成24年7月以降、販売価格が上昇したとする回答が、下落したとする回答を上回っている。
これだけではよく分からないので、長期的な傾向を探るべく、平成16年4月から平成27年4月(今回発表)までの「販売価格の動向(指数)」「成約件数(指数)」「モデルルーム来場者数(指数)」データをグラフ化してみた。
折れ線の動きが激しくて、分かりにくい。
近似曲線(多項式近似)を重ねてみた。
今度はゴチャゴチャしすぎて分かりにくい。
近似曲線(多項式近似)だけを表示してみた。
かなりスッキリした。
このグラフから長期的なトレンドしては、 次の通り。
- 販売価格の動向は、たしかに「平成24年7月以降、販売価格が上昇した」ように見えるが、今年に入ってから下落の兆候が見え始めたか――。
-
成約件数は、今回11.6ポイントとプラスに転じたが、まだまだ勢いが感じられない模様。
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モデルルーム来場者数は、前回から 60.3ポイントの大幅増ではあるが、 大局的には下降気味。
以上を要約すると、「販売価格は高めなので、モデルルーム来場者数は減少し、成約に至らない」といったところか。
なお、各指数(販売価格の動向、成約件数、モデルルーム来場者)の定義は次のとおり。
- {増加(上昇)したとする回答数-減少(下落)したとする回答数}÷全回答数×100
- 「横ばいである」「変わらない」の回答は、0として算定
同調査は、毎四半期(1月、4月、7月、10月)、三大都市圏と地方主要都市で不動産業を営む業者を対象に、郵送またはEメールにてアンケート形式で実施されている。
(本日、マンション広告3枚)