国土地理院は3月末から、戦後の国土の変遷を空撮写真でたどれるサービスを開始した、という朝日新聞デジタルのニュース。
国土地理院は、戦前のものを含め130万枚以上の空撮写真を保有し、ネット上で公開している。ただ、それぞれ縮尺が違ううえ、一枚ずつしか見られないため、目的の土地のものを探すのが難しかった。
(略)
国土地理院のサイト「地理院地図」(http://maps.gsi.go.jp/)で見たい場所を拡大表示し、「情報」ボタンを押して「表示できる情報」「地図・空中写真」「写真」と進んで年代を選ぶ。「詳細」ボタンから「透過率」を選択すると、今の地図と重ねて見ることができる。
(朝日新聞デジタル 2015年4月6日)
今のところ、東京の区部や政令指定都市の中心部をカバーしているというので、3.11東日本大震災でマンションの液状化被害がひどかった浦安市の空撮写真を見てみた。
表示できる空撮写真は7枚。一番古いのは戦後間もない「1945年~1950年」の時期の写真だ。
以下、古い順に示す。
1945年~1950年
戦後間もない時期は浦安市のかなりの部分はまだ海。
1961年~1964年
1960年代前半も、まだ埋立は始まっていない。
1974年~1978年
1970年代は埋立が進み、現在の浦安市のかなりの部分が造成されている。すでに住宅が建ち始めていることが確認できる。
1979年~1983年
東京ディズニーランド(1983年開園)の工事が開始されたころの写真だ。
1984年~1987年
湾岸エリアの道路が整備され始めている。
1988年~1990年
東京ディズニーランドの南東に位置する東京ディズニーシー(2001年開園)の敷地整備が始まっている。
2007年~
かなりのエリアにマンションと戸建が立ち並んでいる。
(本日、マンション広告なし)