不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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たかが枕、されど枕

一日の4分の1(人によっては3分の1)も過ごしているのに、案外無頓着なのが睡眠環境。
敷布団や掛布団にはお金を掛けても、枕は適当、という人は多いのではないだろうか。
小さい頃の習慣のままに、そば殻マクラを使っていたりとか、結婚を機に買った羽枕をそのまま利用し続けていたりとか。

「ホテルにいる気分が味わえる」羽根枕

筆者の場合も、枕選びについては多少無頓着だった。
数年前まで使っていたのが、「ホテルにいる気分が味わえる」というのが謳い文句の羽根枕(写真)。
「ホテルにいる気分が味わえる」という羽根枕
タグを見ると、スモールフェザー80%、ダウン20%の中国製となっている。
4千円くらい(たぶん)で買ったので、元をとろうとして、1年ほど使っていたのだが、どうしても「ホテルにいる気分が味わえる」状態にはならなかった。

医師がすすめる健康枕

そこで次に買ったのが、「医師がすすめる健康枕」(写真)。
詰めものはポリエチレン製のパイプ。
こちらは5千円くらい(だったかな)。
医師がすすめる健康枕
首・肩口がアーチ状であったり、後頭部が凹型形状であったりと、「医師がすすめる」というだけあって、「ホテルにいる気分が味わえる」はずの羽根枕よりはシッカリと首や頭にフィットしていた。
でも、歳のせいか、朝起きて首を回すと、ゴリゴリ感があり、どうもスッキリしないことがあった。

西川産業の「完全オーダーメイド枕」

快適な朝を迎え、仕事の効率も上がるのであれば、もっと枕にお金を掛けてもいいではないか。
そもそも、人生の4分の1(人によっては3分の1)も眠りに費やすのだから、100万円の枕だってありだ(ちょっと大げさか)。


そこで、先週末に購入したのが、西川産業の「完全オーダーメイド枕」。
日本橋にある西川本社に出向く。
2階で、肩から頭にかけた断面をアナログな機器で計測してもらってから、ベットに寝て、マクラの首元や後頭部の高さをパッドを挟みながら調整。
高さが決まったら、そば殻、備長炭エアセル、ミニパイプなど6種類の詰め物のなかから、実際に頭に敷いてみて自分にあった1種類を選ぶ。
あとは、椅子に座って、その場でまくらが製造されるのを待つ。
15分後に出来上がった自分専用の枕がこれ(写真は枕カバーを外している)。
完全オーダーメイド枕
枕の本体価格は25,000円+税。
筆者は枕カバー2,800円も一緒に買ったので、税込30,024円だった。
枕の高さが合わなくなっても10年間(販売店によって期間は異なる)は何度でも無料で調整してくれるというのだから、3万円の枕は決して高くはない(と私は思う)。


たかが枕、されど枕。
あれから1週間、朝起きて首を回すと、ゴリゴリ感が少なくなった(ような気がする)。
※「完全オーダーメイド枕」が合うかどうかは、十人十色。自己責任でどうぞ。
※筆者は、西川から一銭ももらっていない。念のため。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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