不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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マンションチラシの役目は終わったのか


マンションチラシ、激減中
金曜日なのに、マンションの折り込み広告ゼロ。
これで2週連続ゼロ。
マンションチラシの“定点観測”を始めて来月で10年になるのだが、週末の金曜日に2週連続でチラシが入らなかったのは初めてだ。
都内に住む筆者の家に入ってくるチラシ枚数は、次図のように激減している。
マンション・チラシ観測枚数の推移


そもそも新聞を読んでいる世代が減少している
少し古くなるが、NHK放送文化研究所が2011年2月23日に発表した「2010年国民生活時間調査報告書」に掲載されている「新聞の行為者率(男女年層別・職業別)」のデータを可視化すると一目瞭然。
男女とも、60代以上の高齢者以外は、行為者率(ある時間幅に該当の行動を少しでもした人の割合)が著しく低下しているのが分かる。
新聞の行為者率(全国・平日・男性)
新聞の行為者率(全国・平日・女性)
マンションの折込みチラシの役目は終わろうとしているのか――。


「新聞広告費」も漸減中
電通が2014年2月20日に発表した「2013年 日本の広告費」からも、「新聞広告費」は漸減していることが分かる(次図参照)。
媒体別広告費


新築マンションの主たる購入世代である30代・40代への広告宣伝費が、折込みチラシからネット業界にシフトしていることは容易に想像できるのだが、実際のところはどうなのか。


不動産情報サイトの売上高は上昇傾向
不動産情報サイトの3強はSUUMO、HOME'S、Yahoo!不動産。
イスラエルのスタートアップSimilarGroupが提供している、他人のサイトのアクセス解析ができるSimilarWeb( http://www.similarweb.com/ )で調べると、2014年4月の月間のサイト訪問者数は、次の通り、SUUMOが頭一つ飛び抜けていることが分かる。



HOME'を運営しているNEXT社のホームページに公開されている「最新月次開示資料」(2014年4月21日)に新築マンションの売上高と掲載棟数の推移データが掲載されていたので、改めてグラフ化してみたのが次図。
※SUUMOとYahoo!不動産は、この手の情報を公開していない。
新築マンションの売上高と掲載棟数の推移(HOME'S)
2年ほど前から掲載棟数は減少傾向にあるものの、売上高は上昇傾向にあることが分かる。
競合他社との関係もあるので正確なところは分からないが――現在の新築マンションの供給戸数減少トレンドに対して、ネットの売上高が上昇傾向にあることから、新築マンションの広告宣伝費が折込チラシからネットにシフトしてきたといえるのではないだろうか。

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2020年6月1日、このブログ開設から16周年を迎えました (^_^)/
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