不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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プレミアム住戸の値付けは大ざっぱ


本日、マンション広告1枚。

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駅前の再開発エリアに建つ、商業複合型の超高層マンション

東京駅15分(途中で快速乗り換え)、駅徒歩3分。総戸数177戸(地権者住戸12戸、地域優先分譲住戸51戸を含む)、地上29階、地下2階。平成27年4月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年6カ月後)。

  • 【第1期 本広告】販売戸数39戸、2LDK(68.11m2)〜3LDK(90.50m2)。販売価格4,178万円〜6,848万円、最多価格帯5,200万円台(5戸)。
  • プレミアム住戸 本広告】販売戸数3戸、3LDK(103.65m2)〜4LDK(219.74m2)。販売価格9,000万円〜20,000万円。
  • ※2013年6月23日(日)、10月11日(金)の物件と同じ。

新聞半紙大の、「本広告」
チラシ裏面の「物件概要」に目を凝らすと、第1期(販売戸数39戸)のほかに、プレミアム住戸(販売戸数3戸)が記載されていることに気が付く。
プレミアム住戸の階数は不明だが、サラリーマンには手が出ない9千万円から2億円という高価格だ。
しかも、千万円単位という、ずいぶんと大ざっぱな値付け。
所得格差の大きい世帯が混在する大規模タワーマンション。良好なコミュニティーが形成できるのか――。


ちなみに、このマンションのこれまでの販売履歴は次のとおりだ。

  • 地権者:12戸
  • 地域住民優先分譲 1次:35戸
  • 地域住民優先分譲 2次:16戸
  • 第1期:39戸

総戸数が177戸だから、未販売住戸は75戸(42%)。
「地域住民優先分譲 1次 即日完売御礼」のキャッチコピーほどには、売れていないのでは。
販売履歴

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