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駅前の広い駐車場跡地に建つ、大規模マンション。
【第1期 本広告】東京駅直通18分、駅徒歩2分。総戸数132戸、13階建。販売戸数90戸、2LDK(65.64m2)〜4LDK(92.11m2)。販売価格3,962万円〜8,398万円、最多価格帯5,600万円台(8戸)。平成26年3月中旬竣工(本チラシ掲載日の1年後)。
新聞半紙大のチラシ裏面の住棟配置図に記された「提供公園」って何?
ゴマ粒よりも小さな文字の注釈には次のように記されている。
掲載の提供公園の名称は計画段階の通称であり、正式名は○○市に移管後の決定となります。
また、提供公園内の計画・仕様は○○市との協議により、変更になる場合があります。
「○○市宅地開発事業に係る手続及び基準等に関する条例(第35号)」をひも解くと、次のように記されている。
事業区域内に整備すべき公園等の面積は、事業区域の面積の3パーセント(1平方メートルに当該事業区域に係る計画人口の合計数を乗じて得た面積の当該事業区域の面積に対する割合が3パーセントを超えるときは、6パーセントを限度として、当該3パーセントを超える割合)以上とすること。
細かいことを端折っていえば、敷地の3%以上の面積を公園として、差し出せということ。
何とも乱暴な条例だが、このデベロッパーが差し出した「提供公園」の配置は次図のとおり。
提供公園は一般的な街区公園に比べ、マンション住棟の環境を重視するあまり、自然監視性の低い北側に配置されやすかったり、形が極端な長方形であったりと、防犯上好ましくないものが少ない。
その点、この公園は、南側に配置されているし、バルコニーのすぐ前だから、防犯上も好ましい。
ただ、1階の住民は、子ども達の騒がしさに悩まされるかも・・・・・・。
(市川ザ・レジデンス)