不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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マンションに設計者の強い拘り(個性)は必要か


本日、マンション広告6枚。

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幹線道路沿いに南面する小規模マンション。

【先着順】千葉駅徒歩9分。総戸数40戸、11階建。販売戸数39戸、3LDK(69.85m2〜70.85m2)。販売価格2,360万円〜3,230万円。平成25年3月中旬竣工(本チラシ掲載日の1カ月後)。

新聞用紙の両面に印刷された、記事風のマンション・チラシ。
オモテ面には、「プロジェクトリーダーとして設備仕様の選定において辣腕を奮った」一級建築士が語る、「○○レジデンスのマンションの魅力」が掲載されている。

今までのマンション分譲の常識に捉われない、本当に自分で住みたいマンションを企画しました。
その点においては、いろいろ会社にわがままを言わしてもらいました。(笑)

以下、スモークタイプのガラスをバルコニーに採用したことに始まり、居間のサッシの縁の色をシルバーにしたことや、出窓のふちに「不要と言われながらもホワイトタイルを譲らなかった」ことなど、設計者の拘りの内容が続く。

キッチンはペニンシュラタイプを採用しました。
これを使うと他のタイプのキッチンは非常に暗く感じると思います。
簡単にご説明すると所謂アイランド型のキッチンの頭上に食器棚がないタイプです。

設計者の肉声が分かるのは良いことだ。
ただ、この建築士(男性)は日常的に料理をしているのだろうか、と気になってしまう。


戸建住宅であれば、一人の施主に説明し、設計者の拘りを納得してもらうことは可能だ。
でも、マンションの場合はそうはならない。
「今までのマンション分譲の常識に捉われない」という設計者の拘りが強ければ強いほど、万人に受け入れにくい住戸となるであろう。
「今までのマンション分譲の常識に捉われない」マンションは、使い勝手が悪かったり、いざ買い替えようとすると売れにくかったりという状況があり得る。


マンションには、設計者の強い拘り(個性)よりも、万人への受け入れやすさが期待される。

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2021年6月1日、このブログ開設から17周年を迎えました (^_^)/
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