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首都圏新築マンション市場、分譲単価15カ月ぶりに70万円超え

不動産経済研究所が11月13日、11月の首都圏マンション市場動向を発表(11月14日に一部訂正)。

  • 供給戸数15.1%減の4,093戸、都区部・都下・埼玉県で大幅減に。
  • 契約率も69.7%に落ち込む。価格は10.7%UPの5,003万円。

これだけではよく分からないので、同研究所が毎月発表している数値データをもとに、首都圏新築マンション市場動向のトレンドを“見える化”してみた。


販売在庫、発売戸数・単価の推移(首都圏)
販売在庫、発売戸数・単価の推移(首都圏)
同研究所のリリース記事では、「15.1%減」「大幅減」「落ち込む」といったマイナス表現が並んでいる。
でも、グラフを見ると、分譲単価が72.1万円/m2(先月比118%)と跳ね上がり、15カ月ぶりに70万円を超えたことが分かる。
今年に入って、漸増傾向にあるようにも見える。今後要注視。


発売戸数(都3県の内訳)
発売戸数(都3県の内訳)
23区の発売戸数の内訳を見ると、11月に急増(先月比185%)しているが、市況が上向いたわけではない。
前年同月比では15.6%の減。
過去4年間の11月の発売戸数(23区)の変化を可視化したのが次のグラフ。
過去4年間の11月の発売戸数(23区)の変化
昨年の11月と比べて、大きく下落していることが分かる。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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