不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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開放空間は、将来にわたって保証されているか


本日(文化の日)、マンション広告1枚。

【予告広告】大手町駅直通9分、駅徒歩10分。総戸数143戸、14階建。販売戸数/未定、3LDK(66.72m2)〜4LDK(83.57m2)。販売価格/未定。平成26年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年3カ月後)。

運河に面した大規模マンション。


新聞全紙大のチラシは、久しぶりだ。
オモテ面には、運河沿いのマンションを背景に、若い夫婦の横顔のドアップ。
チラシ裏面に、気になるキャッチコピーが。

運河沿いの三角角地。
南面に気持ちよく抜ける開放感
毎日を健やかに暮らせる、全143戸の開放邸宅

このマンションの北側と東側には、運河が走っているし、南側には広い敷地に2階建ての小さな事務所がポツンと建っているだけだ。
運河のある方向はたしかに半永久の開放空間だが、南側は半永久の解放空間だろうか。


南側は、東京メトロの資材センターの敷地だ。
準工業地域だから、現在の2階建ての事務所が、将来、高層の建物に生まれ変わる可能性はある。
チラシには、「眺望・環境は変わる可能性があり、将来にわたって保証されるものではありません」といった注釈が必要だろう。


ちなみに、資材センターの先には車輌基地が広がっている。
早朝から深夜にかけて、騒音や振動が気になるところだ。
たくさんの車輛が並ぶ様子がバルコニーから見られるから、地下鉄好きにはいいかもしれないが・・・・・・。

(オーベル東陽町ファインレジデンス)

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