国土交通省が6月29日、「住宅着工統計(平成24年5月分)」を公表。
平成24年5月の住宅着工の動向について次のように記されている。
- 5月の住宅着工戸数は69,638戸(前年同月比9.3%増)、季節調整済年率換算値で90.3万戸(前月比0.8%増)。
- 持家・貸家・分譲住宅の着工が増加したことを背景に、総戸数が4か月連続で前年同月の水準を上回るなど、持ち直してきている。
- 今後の先行きについては、雇用・所得環境の推移、東日本大震災からの復興状況、建設労働者の需給状況等を引き続き慎重に見極める必要がある。
分譲マンションについては、次のように記されている。
- 前年同月比では4か月ぶりの減少(前年同月比3.2%減)。
これだけでは、よく分からないので、グラフ化してみた。
分譲マンション着工戸数の推移(三大都市圏別)
特に首都圏では、リーマンショックから回復傾向に向かいつつあったのだが、ここ数カ月は5千戸から7千戸の水準で足踏み状態。
分譲マンション着工戸数の推移(首都圏)
首都圏の分譲マンション着工戸数について、都内では1年前の最低水準から、一進一退。
都道府県別の分譲マンション着工戸数(12年5月)
5月の都道府県別の分譲マンションの着工戸数を見ると、東京都
がダントツで4,229戸。
第2位の神奈川県でさえ1、679戸と、東京都の4割に満たない。