不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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有線放送の導入は、売り主都合の販促ワザ


本日、マンション広告1枚。

【第2期 先着順】大手町駅直通14分、駅徒歩4分。総戸数47戸、11階建。販売戸数17戸、2LDK+S(62.31m2)〜3LDK(74.56m2)。販売価格3,920万円〜7,670万円、最多価格帯4,300万円台(3戸)。平成25年1月末日竣工(本チラシ掲載日の1年1カ月後)。

  • ※10月15日(土)、10月28日(金)、11月23日(水)の物件と同じ。

6階建てマンションの跡地に建つ11階建ての中規模マンション。


新聞半紙大のチラシ裏面に、8cm角ほどのスペースにUSEの宣伝。

より快適な環境を演出。有線放送を導入。

  • (株)USENのマンション有線放送システムを導入。エントランスホール、エレベーター内にBGMを流すことにより、明るく快適な環境とし、ホテルライクな高級感を演出します。

おやっ?
『マンション・チラシのデータベース』で確認すると、第1期の「予告広告」には、USENのサービスは記載されていなかったぞ。
第1期の「本報告」で事の次第を確認しようとしたら――
「12月上旬」に出されることになっていた、第1期の「本広告」が見つからない!
第1期の「本広告」は、ちゃんと出されていたのか?(出されていなければ、ルール違反)


話を元に戻す――第2期の「本広告」でUSENを謳い始めたのは、なぜか?


エントランスホールやエレベーター内で、有線放送を聞きたいと思う人がどれだけいるのか?
しかも、タダではない。管理費にシッカリと組み込まれることになる。


ムダな出費を削減しようとすると、マンション管理組合員の合意を得るために、それなりの面倒な手続きが必要となる。


そもそも、通勤・通学者の多くの耳は、iPod などのデジタルオーディオ機器のイヤホンで塞がれているではないか。
有線放送の導入は、売り主都合の販促ワザといえよう。

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