不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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物件の人気度を知る裏ワザ


湾岸マンション群エリアの一角に建つ最後のタワーマンション。

物件概要
【第1期 本広告】銀座1丁目駅直通5分、駅徒歩11分。総戸数600戸、52階建。販売戸数250戸、1LDK(58.87m2)〜4LDK(103.74m2)。販売価格3,990万円〜10,990万円、最多価格帯5,500万円台(19戸)。平成24年12月上旬竣工(本チラシ掲載日の1年後)。

  • ※1月8日(土)・2月27日(日)・6月12日(日)・10月21日(金)・11月26日(土)の物件と同じ。

新聞半紙大の「本広告」
当初の発売予定時期(4月下旬)から7カ月遅れ(発売時期を小刻みに延伸)で、ようやく「第1期申込登録受付」が開始された。
今回の第1期販売戸数は250戸。総戸数600戸の4割強。
モデルルーム来場者の反応がイマイチということだったのだろうか。
この物件の反応を調べる方法はないのか?


口コミ掲示板(マンションコミュニティ)で、物件の投稿数を可視化してみた
先月末にリニューアルされた、日本最大の新築マンション口コミ掲示板(マンションコミュニティ)の情報が手掛かりにならないか?
今年に入ってからの、この物件の投稿数(1週間当たり)の推移を可視化してみた。
口コミ掲示板への投稿数の推移(PT物件)
2月19日の週に増加し始めた投稿数は、3.11とは関係なく3月5日の週には減少。
その後、8月下旬頃までは投稿数は少ない状態が続いていた。
ところが、9月に入ってから、販促が加速(チラシ頻度が増加)したのと呼応するかのように、投稿数が急上昇している。


投稿数が急上昇したから、販売を開始したのか?
それとも、販売開始時期に合わせて、販促活動を加速させた結果、投稿数が急上昇したのか?
その因果関係は、判然としない。


「投稿数の増加」と「物件反応の良さ(関心の高まり)」との関係は必ずしもリンクしていないのだ。
その主な理由は次の二つ。
ひとつは、販売員による自作自演の投稿が混在していること。
もうひとつは、積極的に投稿を重ねる一部の投稿マニアの存在だ。
全投稿数のうち、販売員と投稿マニアの投稿数を除いた、一般の人の投稿数を知りたいところだ。


たとえば、物件ごとに、投稿数とユニーク投稿数の推移を可視化(グラフ化)できれば、物件の関心度の変化をより正確に知ることができる。
そうなれば、販売員の自作自演への抑止効果に加え、情報の透明性も高まるだろう。
この辺りの機能追加を口コミ掲示板(マンションコミュニティ)の関係者に期待したい。


Googleの無料ツールで、物件のユニーク・ユーザーの特徴を調べてみた
ユニーク投稿数といえば、Googleが提供している無料のメディア・プランニング・ツール「DoubleClick Ad Planner」。
大規模物件のユニーク・ユーザー数をチェックすることができる(全ての物件がチェックできるわけではない)。
1日のユニーク・ユーザー数
この物件のホームページにアクセスしているCookieベースの1日のユニーク・ユーザー数は、9月以降増加しているが、前述の口コミ掲示板(マンションコミュニティ)とは異なり、10月・11月は伸びていない!


また、この物件サイトにアクセスしている人たちの属性も分かる。
属性(DoubleClick Ad Planner)
男が7割(68%)、女が3割(32%)。
年齢は、45〜54歳が51%と最も多く、35〜44歳が29%と続く。
世帯収入は300〜500万円が56%と最も多い。


物件の人気度を知る裏ワザ、お試しあれ!

(本日、マンション広告6枚)

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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