不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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「首都圏不動産公正取引協議会加盟」の表示が抜けている!


本日、マンション広告6枚。

【最終期 本広告】大手町駅直通24分(途中乗換)、駅徒歩5分。総戸数37戸(店舗1戸含む)、10階建。販売戸数2戸、3LDK(73.28m2))。販売価格4,048万円・4,248万円。平成23年4月30日竣工済み(本チラシ掲載日の7カ月前)。

  • ※6月3日(金)の物件と同じ。

幹線道路沿いの南側に建つ、1階に店舗が入っている小規模マンション。


B4サイズの紙質がペラペラの、残り2戸の先着販売を謳うチラシ。
売主、施工者ともに無名の業者。加盟団体は不明。
カタカナ名の売主のロゴの上に「東京都知事(2)第*****号」とだけ記されている。


( )内の数字の小ささは、不動産業を始めて日が浅いことを意味している。
念のため同社のホームページを確認すると、平成15年10月(8年前)に設立されたことが分かる。
資本金はといえば、なっ、なんと表示されていない!
資本金の情報が開示されていない会社というのは、いかにも頼りない。


マンションの寿命よりもはるかに短い実績しかもたない売主(設立して8年)に、一生の買い物を委ねられるのか、ここは慎重な検討が必要だろう。


ちなみに、この会社のホームページ情報によれば、同社が加盟している団体は、「(社)全日本不動産協会」と「(社)不動産保証協会」の二つ。
公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会」には加盟していないのかな、と思って同協議会のホームページを調べてみたところ――

下記団体の会員事業者の皆様は、当協議会の加盟事業者となっています。
一定の媒体(新聞折込チラシ等)で広告を行う場合には「公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会加盟」と記載してください。

とある。
「下記団体」には「(社)全日本不動産協会」も含まれているから、この売り主は、「公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会」にも加盟していることになる。
「不動産の公正競争規約 施行規則」の「別表6」により、チラシでは「所属団体名および公正取引協議会加盟事業者である旨」の記載が義務付けられているのだぞ!


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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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