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首都圏の1次取得者向けマンション、郊外化に向かう(10月18日)


本日、マンション広告なし。

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不動産経済研究所が10月18日、「一次取得者向け住戸の供給実態調査 首都圏2010年」の結果を発表。

  • 2010年における「3500万円未満」かつ「60.00m2より広い」住戸は8,204戸で全体の18.4%に!
  • 供給実績は15.7%増も、シェアは1.1ポイントダウン。千葉627戸増、神奈川も427戸増加に!
  • エリア別シェアは都区部2.5%、都下29.6%、神奈川県20.9%、埼玉県368%、千葉県50.8%!

2005年から2010年の「一次取得者向け住戸の供給実績」の数値データが掲載されていたので、グラフ化してみた。
※調査では、「販売価格3500万円未満」かつ「専有面積60平方メートル以上」の住戸を1次取得者向けと定義。


一次取得者向け住戸の供給戸数の推移
一次取得者向け住戸の供給戸数の推移
一次取得者向け住戸の供給戸数が年々減少するも、千葉県は比較的多い。


一次取得者向け住戸のシェアの推移
一次取得者向け住戸のシェアの推移
「一次取得者向け住戸の供給戸数のシェア(全体供給戸数に対する一次取得者向け住戸の割合)」は、年々低下するも、都下は09年・10年、千葉10年に増加に転じている。
シェアとしては、千葉が50%前後、埼玉が45%と高い。


不動産経済研究所は、今後の見通について、次のように記している。

なお、今後に関しては用地取得費・建築コストの上昇が予想されることから、大手企業・都区部中心の市場構成に大きな変革はないものの、一定レベルは郊外での供給部増えると考えられるため、『一次収得者層向けマンション』の供給戸数およびシェアとも回復傾向に向かうことになろう。とは言え立地の郊外化は避けられない

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