商業地域、駅徒歩1分の中規模マンション。
【第2期 予告広告】大手町駅直通10分、駅徒歩1分。総戸数80戸(事業協力者取得住戸2戸・非分譲住戸1戸含む)、15階建。販売戸数/未定、2LDK(55.74m2)〜3LDK(71.49m2)。販売価格/未定。平成24年1月下旬竣工(本チラシ掲載日の半年後)。
B4判のチラシのオモテ面のキャッチコピー。
- 文京区・永住アドレスを手に入れる。
おやおや、なんで筆者の住む地域から遠く離れた文京区の折り込みチラシが入ってくるの?
総戸数100戸を超える大規模マンションならともかく、このマンションは80戸(事業協力者取得住戸2戸・非分譲住戸1戸が含まれているから、販売戸数としては77戸)。
通常であれば、広域に折り込みチラシを配布することができるほど潤沢な販管費は設定されていないはずだ。
1戸当たりの価格がよほど高いに違いない。
念のため、リクルート社のフリーマガジン「SUUMO新築マンション(首都圏版)」のバックナンバーをひも解いてみたところ――。
11年7月19日号に第1期1次の「本広告」が出ていた。
販売戸数26戸の価格は、5,580万円(54.77m2)〜7,480万円(71.49m2)。
m2当たりに換算すると102万円〜105万円。
不動産経済研究所が7月14日に発表した6月の首都圏マンション市場動向の23区の平均分譲価格78.6万円/m2と比べると確かに高いことが分かる。
価格を確認していて驚きの事実を発見!
SUUMO 7月19日号に掲載された第1期1次の「本広告」において、登録受付・抽選が次のようになっていたのだ。
- 第1期1次登録受付:7月22日(金)10:00AM〜11:00AM
- 抽選:同日3:00PM〜
周知期間(3日間)がとっても短く、ピンポイントな受付期間(たったの1時間!)。
しかも、まるで一般の見学者を排除するかのような、平日金曜日午前中の受付。
「予告広告」でモデルルームに集客しながら、販売見通しが得られた段階で「本広告」を出して、短期間で登録受付・抽選を行うという、最近流行りの典型的な販促ワザだ。
大手不動産会社でも、ここまでやるこの業界。
中小の不動産会社であれば、言わずもがな・・・・・・。
関連記事
(本日、マンション広告9枚)