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本日金曜日なのに、マンション広告は、たったの3枚。
【本広告】大手町駅直通10分、駅徒歩5分。総戸数43戸(地権者住戸3戸、事務所1戸含む)、12階建。販売戸数1戸、2LDK(56.50m2)。販売価格3,960万円。平成23年1月31日竣工済み(本チラシ掲載日の5カ月前)。
- ※4月8日(金)の物件と同じ。
幹線道路に面した小規模マンション。
新聞半紙大のチラシのオモテ面によくある煽りの文言。
- 最終1邸
- 2LDK モデルルーム住戸 家具付き販売
4階の西向き住戸、2LDK・56.50m2、3,960万円。
たった1戸のために、新聞半紙大の折り込みチラシを出してもペイするということなのか?
この物件のこれまでの売れ行きを探るべく、『マンション・チラシの定点観測データベース』とリクルート社のフリーマガジン「SUUMO新築マンション(首都圏版)」のバックナンバーをひも解いてみた。
次のように、3回に小分けされ販売されていることが分かる。
- 2月28日:プレミアムステージ(発売戸数19戸)
- 3月15日:グランドステージ(発売戸数10戸)
- 5月10日:セカンドステージ(発売戸数10戸)
さらに「SUUMO新築マンション(首都圏版)」の後ろのほうに掲載されている「スーパーガイド」の物件リストから、「販売戸数」を追跡していくと、5月10日に「新発売」された「セカンドステージ」の発売戸数10戸のその後の動きが分かる。
すなわち、次の通りだ。
- 5月17日:7戸
- 6月7日:6戸
- 6月21日:5戸
- 6月28日:3戸
- 7月5日:1戸
これらの販売戸数の変化を残戸数としてグラフ化すると次のようになる。
竣工(1月31日)後の販売開始ではあるが、5カ月余りを費やして、ほぼ完売、残すところ1戸となっている。
都内のこの物件の売れ行きを見る限り、3月11日の東関東大震災の影響は見られない。
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