不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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タワーマンションに忍び寄る影


本日、マンション広告1枚。

【予告広告】銀座1丁目駅直通5分、駅徒歩11分。総戸数600戸、52階建。販売戸数/未定、2LDK(58.37m2)〜4LDK(101.65m2)。販売価格/未定。平成24年12月上旬竣工(本チラシ掲載日の1年10カ月後)。

  • ※1月8日(土)の物件と同じ。

湾岸マンション群エリアの一角に建つ最後のタワーマンション。


新聞半紙大のチラシの裏面の謳い文句。

  • これからの都市居住を考えた、人と自然にやさしいタワー発想。

外観からランドスケープ、居住空間の細部に至るまで、「人と自然にやさしいタワー」というコンセプトが貫かれているという。


眺望の良さが売りのタワーマンション。
大震災時に「地獄の塔」になる可能性のあることも理解しておく必要があるだろう。
「地獄の塔」とは、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏の新書「高層難民」の帯に記された表現だ。


今回のニュージーランド地震の倒壊現場の映像を見て、改めて直下型地震の恐ろしさを認識させられる。


最新のタワーマンションの耐震性能に問題はないものの、エレベーターは大丈夫か?
大地震発生時には、2次災害を防止する観点から、自動的に運転再開とはならず、休止状態となる。運転を再開するためには、メーカーの専門技術者の点検・整備を待たなければならない。
大震災時には、修復に当たれる専門技術者の数には限りがあるだろうから、復旧には1カ月は覚悟する必要があるかもしれない。
自動停止したエレベーターを自動診断・復旧させる技術の導入が進みつつあるが、あなたの検討中のマンションには導入されているか?


狭い地域に7棟も大規模なタワーマンションが林立していて、これらマンション群の“高層難民“を収容できる避難スペースは十分に確保できているのか?


今後30年以内の発生確率が70%、切迫性が高いとされている首都直下地震。
タワーマンションに忍び寄る影・・・・・・。


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2021年6月1日、このブログ開設から17周年を迎えました (^_^)/
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