【第1期 予告広告】大手町駅直通17分、駅徒歩約3分。総戸数30戸、10階建。販売戸数15戸(予定)、1LDK+S(52.54m2)〜3LDK(74.64m2)。予定販売価格3,200万円〜5,770万円。平成24年1月末日竣工(本チラシ掲載日の11カ月後)。
アパートの跡地に建つ、小規模マンション。
新聞半紙大のチラシ裏面の「物件概要」に目を凝らしていて、驚いた。
交通/東京メトロ東西線「○○」駅より徒歩約3分
「徒歩約3分」の「約」ってなに?!
業界の自主ルール「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」第11条(10)項には、次のように記されている。
徒歩による所要時間は、道路距離80メートルにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示すること。
この場合において、1分未満の端数が生じたときは、1分として算出すること。
分速80mで計測して、たとえば3分40秒の場合は、40秒という端数を切り上げて4分としなければならないということ。
このルールに従えば、たとえ3分1秒であっても、4分と表示しなければならないのだ。
なのに、このチラシでは「約3分」と表示。
不動産表示の基本ルールを全く無視している(あるいは理解していない)。
徒歩時間という、もっとも基本的、かつ消費者にとって重要な情報の扱いを無視している(あるいは理解していない)デベロッパーっていったい・・・・・・。