マンションは管理を買え! という。
建築関係者向けの実務的月刊誌「建築知識」3月号に、中古マンション選びの際に、「マンション管理組合から入手すべき情報」が掲載されている(99頁)。
以下、ご参考までに!
- (1)管理規約
- 国土交通省の『マンション標準管理規約』に沿った内容であるかどうかを確認
- 管理費と修繕積立金が明確に区分されているかを確認
- 使用細則でリフォームエ事の制約を確認
- (2)長期修繕計画
- 長期修繕計画があるかどうかをまず確認
- 計画の中身については、20年程度の計画があるか。内容と金額は明確かを確認(計画内容は、国土交通省の『長期修繕計画作成ガイドライン』が参考になる)
- (3)修繕の実績
- 築12年程度以上の物件では、大規模修繕が実施されているか、近いうちに実施の計画があるかを確認
- (4)修繕積立金
- 金額の妥当性は、物件内容による個別性が高い(簡易な評価の目安としては、『東京都優良マンション登録表示制度』が参考とする。規模、築年数による金額目安が示されている)
- (5)積立金の滞納率
- 滞納率の高いマンションはNG
- 滞納に対する管理組合の取り組み姿勢は議事録で確認できる場合もある。放置している場合は問題ありと判断
- (6)管理組合の議事録
- 理事会や総会の記録があるかどうかをまず確認。最近1、2年の議事録がない場合は、管理組合が機能していない可能性もある
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