納品代行物流センター跡地に建つ、超高層マンション。
【第1期予告広告】銀座一丁目駅直通8分、駅徒歩12分。総戸数456戸、31階建。販売戸数／未定、1LDK（39.73m2）〜3LDK（107.91m2）。予定販売価格2,300万円台〜9,600万円台、予定最多価格帯4,200万円台（5戸）。平成24年9月下旬竣工（本チラシ掲載日の1年8カ月後）。
- ※10年10月17日(日)の物件と同じ。
B2判をヨコ長に2枚つなげた変形チラシ。
オモテ面には、日本代表の前キャプテン、長身のディフェンダーが、白のワイシャツにブルーのスーツを羽織ろうとする爽やかな写真。
ゴマ粒サイズの小さな文字で記された「物件概要」に気になる表現。
販売予定時期：平成23年3月上旬
※表示されている価格、専有面積等の数値は、第1期以降の全住戸（250戸）を基礎としています。
第1期以降の販売戸数、価格、専有面積等は本広告におきましてお知らせします。
このマンションの総戸数は456戸。
本日のチラシは、「第1期」の予告広告。
「第1期以降の全住戸（250戸）」の注記が正しいとすれば、206戸（＝総戸数456戸−第1期以降の全住戸250戸）が、「第1期」以前に発売されていたことになる。
『マンション・チラシの定点観測データベース』とリクルート社のフリーマガジン「SUUMO新築マンション（首都圏版）」のバックナンバーをひも解いてみて、とっても、とっても興味深い裏事情が見えてきた。
この物件のマンション・チラシを最初に見たのは、昨年の10月17日の「予告広告」だ。
このときには、「12月上旬販売予定」と書かれていた。
ところが、SUUMO11月30日号になると「1月上旬発売予定」と、発売予定が当初より1カ月延伸。
さらに、今年のSUUMO1月11月号になると「1月下旬発売予定」と、さらに半月延伸されている。
そして、最終的には2月8日号で「第1章」として「120戸」が発売されているのだ。
結局、当初の発売予定日（12月上旬）よりも、2か月延伸して発売にこぎ着けたことになる（下図参照）。
「予告広告」でモデルルームに集客し、“即日完売”できる見通しが得られた段階で「本広告」を出して短期間で受付・抽選に走るという、最近はやりの販促ワザだ。
昨年の10月17日、筆者の住むエリアに「予告広告」を出しておきながら、「本広告」を出していないのはルール違反だ。
また、SUUMO2月8日号に掲載された「本広告」を「第1期」とせずに、「第1章」としたのも、最近はやりの販促ワザだ。
本日の折込みチラシ（第1期）を見た一般の人は、「これから新たに発売されるのだな」と誤解しやすい。
「第1期以降の全住戸（250戸）を基礎としています」なんていう、ゴマ粒サイズの、一般の人にとっては意味不明の注釈が、実際にはすでに206戸も販売済みだったなんて知る由もない。
そもそも、「第1章」の販売戸数は、「120戸」だったのだから、「120戸」を超えて「206戸」も販売したこともルール違反だぞ！
ルール違反だらけの、この物件の口コミ情報を調べていて、「第1章」の登録締切（2月8日）前の販売員のハチャメチャな販売姿勢が垣間見える。
マンションコミュニティ掲示板
【1月28日00:59】
手付金は１０％じゃないと、抽選に当たる確率が低くなると言われました･････
皆さんも手付金は１０％じゃなきゃダメだと言われましたか？？ 教えてください！！
【1月29日01:41】
ウチも言われました･･･。
手付金が１０％払えないと当選率が低くなると･･･。
１０％はすぐに払えないので払える額だけお話したらとりあえず、それで受付していただきました。
当選率が低くなると言いながら、最後に再度購入する意志は変わりないですか？と意志確認をされ、少し迷っている事を話すと、ウチの為に他のお客様と重ならない様にしているのに・・・とひつこく言われました。
スマッチ！マンション掲示板
【2月7日01:14】
売り急ぎは私も感じた。
営業のクロージングすごいです。
抽選もまだ契約もまだなのに先に重要事項の説明会も参加させられたし。
しかも2/8正午頃に当選の電話が入った場合は当日の15時までに振り込んで下さいとのこと。
【2月7日13:46】
平日の正午に連絡するから15時までに振り込めって
普通の人は仕事中ですよ、しかも何百万も。
当日じゃないとダメなんですか？って営業に確認したらハイと言われました。
契約前の説明会もキャンセルしにくいように固めていってる感をうけました。
まあ、匿名の口コミなので、どこまで信じるのかは、自己責任で！
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（本日、マンション3枚）
