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(社)全日本不動産協会東京都本部が1月31日、「東京マンション政策への提言〜マンション建替えへのアプローチ〜」を発表。
「マンションの老朽化問題と建替え」について、調査研究の成果が全51頁の提言書としてまとめられている。
「3.2.1 日常の課題」として、老朽化マンションの課題を放置しておくことがいかに深刻な事態を招くか。
気になるシナリオ描かれていたので、以下に一部抜粋しよう。
老朽化マンションの課題を放置しておくことは、防犯性や資産価値の低下を招き、マンション全体や、地域社会に悪影響を与える可能性がある。
マンションの老朽化が進み、適切な管理が行われていない場合、建物や生活上のトラブルが多発するケースが多い。
老朽化による課題を放置しておけば、建物躯体のさらなる劣化、マンションの資産価値の逓減、居住者の愛着の低下、居住者の流出、マンション賃貸化や転貸化、管理への無関心拡大、管理組合運営の困難さ拡大、入居者減少と、環境の悪化要因が連鎖する可能性が高い。
一旦、マンションに空き部屋が出現し増加すると、マンションコミュニティが崩壊、適正管理がきわめて難しくなり、物的にも質的にもマンションが荒廃していく。