不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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マンションの性能を知る裏ワザ(建築物環境計画書)


本日、マンション広告6枚。

【第1期2次 予告広告】秋葉原駅直通14分、駅徒歩4分。総戸数186戸(管理事務室1戸含む)、14階建。販売戸数28戸、2LDK(60.46m2)〜4LDK(82.80m2)。予定販売価格3,300万円台〜5,300万円台、予定最多価格帯3,900万円台。平成24年2月上旬竣工(本チラシ掲載日の1年1カ月後)。

幹線道路の南側に接して建つ、駅チカの大規模マンション。


新聞半紙大のチラシ裏面に掲載されている緑色の「東京都マンション環境性能表示」のラベルを見て、気なったことが2つある。


なぜ、古い様式のマンション環境性能表示ラベルが使われているのか?
マンション環境性能表示ラベル(古い様式)
ひとつ目は、なぜ、古い様式(2005年10月〜2009年12月の提出様式)のラベルが使われているのかという点。
現在の様式(2009年度基準)は次図のように「太陽光発電・太陽熱」が追加され、5項目評価となっているのだ。
マンション環境性能表示ラベル(新しい様式)
ゴマ粒サイズの文字で記された「物件概要」に目を凝らすと、建築確認申請の状況が次のようになっていることが分かる。

  • BEEC08建第***号(平成21年2月4日)
  • BEEC08建第***-01号(平成22年8月19日)〈計画変更〉

最初の建築確認が下りた日が、平成21年2月4日。西暦だと2009年2月4日。
2009年12月以前に建築確認が下りた物件だから、古い様式(2005年10月〜2009年12月の提出様式)のラベルが使われていたのだ。
ということで、古い様式のラベルが使われていた点は、特に問題なし。


なぜ、「建物の長寿命化」の点数がたったの1点なのか?
二つ目に気になったのは、「建物の長寿命化」の評価が、3点満点に対して、たったの1点しかないこと。
「建物の長寿命化」がなぜ1点しかないのか、その具体的な中身を垣間見る方法がある。
東京都のホームページで、当該物件の「建築物環境計画書」をひも解けばいいのだ。


この物件の場合、「5.長寿命化等」として、次のように公開されている。

  • 専用配管の維持管理に係る事項
    • 品質確保法に基づく住宅性能表示制度の維持管理対策等級(専用配管)2(設計・建設評価とも)取得予定
  • 共用配管の維持管理に係る事項
    • 品質確保法に基づく住宅性能表示制度の維持管理対策等級(共用配管)1(設計・建設評価とも)取得予定
  • 更新、改修、用途の変更等への対応に係る事項
    • 概要最小の躯体天井高さ:設計寸法-30として 2960−700(梁せい)−30=2230
    • 階高2,960.00m
    • 梁下の高さ2,230.00m

たしかに、3点満点には程遠い仕様だ。
このように、東京都のホームページで公開されている「建築物環境計画書」をひも解くことで、「東京都マンション環境性能表示」だけではよく分からない、さらに突っ込んだ具体的な内容を知ることができる。


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