不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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大手デベロッパーの第1四半期決算


本日(休刊日)、マンション広告なし。

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大手デベロッパー各社の第1四半期決算が出そろったので、「第1四半期決算短信」に記された「経営成績に関する定性的情報」をピックアップしてみた。
景気がいいのは、住友不動産くらいか・・・・・・。

三井不動産
「分譲」セグメントでは、個人顧客向け住宅分譲の計上戸数が、前年同期において例年に比べて多かったことの反動により大幅に減少したことに加え、収益性の高い大規模物件の比率が低下したため減収減益したことなどにより、セグメント全体では、前年同期に比べ265億円の減収、177億円の減益となりました。

三菱地所
マンション事業において売上計上戸数が前年同期に比べ大幅に減少したため減収となりました。
この結果、当セグメントの営業収益は52、402百万円と前年同期に比べ23、124百万円の減収となり、営業損益は前年同期に比べ4、006百万円悪化し、1、648百万円の損失を計上しました。

住友不動産
当第1四半期は、マンション、戸建、宅地の合計で1,394 戸(前年同期比+820 戸)を販売計上いたしました。
前年同期に比べ、計上戸数が大幅に増加した結果、売上高、営業利益ともに前年同期比2倍を超える大幅な増収増益となりました。
通期業績予想に対する営業利益進捗率は25%と、計画通り順調に推移していると判断しております。

東急不動産
当期は、マンションとして「二子玉川ライズタワー&レジデンス」〔東京都世田谷区〕等を売上に計上したことにより売上が増加、たな卸資産評価額も54百万円と前年同期に比べ大幅に減少したこと等から増益となっております。
また、販売については予想を上回る契約を確保するなど、前期末の完成在庫の販売を含め、順調に推移しております。なお、賃貸住宅の一棟売りを除くマンションの一期売上予想に対する契約済み割合は、期首の44%から63%〔同+2%)となりました(単体)。

野村不動産
当セグメント(住宅事業セグメント)の売上高は21,434百万円(前年同四半期比△43,165百万円、66.8%減)、営業損失は2,144百万円(前年同四半期は営業利益10,870百万円)となりました。
前第1四半期と比べ、減収減益となっておりますが、これは主に、前第1四半期において、高収益かつ大規模の分譲マンションの売上計上が集中したこと等によるものであります。
一方、販売状況は順調に推移しており、契約済未計上残高については2,469戸(前年同四半期末比1,229戸増)まで積み上げております。

大京
マンション市場におきましては、在庫調整が進み、特に首都圏においては、契約率の改善が顕著に表れるなど、回復の兆しが見られ、持ち直してきております。
しかしながら、雇用・所得環境は引き続き厳しい状況にあることなどから、本格的な回復にはなお時間がかかる可能性が高く、依然として楽観できない事業環境が続いております。

不動産開発事業につきましては、主力のマンション販売において、物件の竣工および引渡しが前年同期に比べて少ない計画であったことから、売上戸数は627戸(前年同期比797戸減)、マンション売上高は215億40百万円(前年同期比318億3百万円減)となり、不動産開発事業の営業収入は225億79百万円(前年同期比58.8%減)となりました。
営業利益は、マンション売上総利益率が前年同期に比べて大きく改善したものの、1億89百万円の損失(前年同期は10億17百万円の利益)となりましたが、これは計画どおりの業績となっております。



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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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