いずれも野村不動産の大規模マンション。
4月30日に野村不動産ホールディングスの2010年3月期の連結決算が発表されたので、分譲マンションの販売状況をひも解いてみた。
具体的には、2006年3月期の短信決算にまで遡って、各期の売上戸数と完成在庫数を拾っていった。
各期の分譲住宅データは、「首都圏」「関西圏」「その他」の3つに区分されているのだが、残念ながら、戸建て・マンションの内訳は3区分の合計値でしか分からない(情報開示度が低いぞ!)。
よって、右上グラフでは、「首都圏」「関西圏」「その他」を合計した各期の分譲マンションの推移を示すにとどまっている。
2010年3月期の分譲マンション売上戸数は、前期比21.3%の4,111戸と伸びているが、期末の完成在庫も535戸と倍増している。
報道関係者宛てのリリース記事によれば、「これは、首都圏での在庫数は減少した一方で、マーケットの回復が遅れている関西および地方の在庫数が増加したことに因ります」と解説されている。
(本日、マンション広告2枚)