不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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「値引き」より「キャッシュバック」のほうが魅力的?

流通センターの資材置き場跡地に建つ、中規模マンション。

【先着順】大手町駅直通15分、駅徒歩15分。総戸数48戸、12階建。販売戸数4戸、1LDK(50.90m2)〜4LDK(88.20m2)。販売価格3,680万円〜4,780万円。平成21年9月竣工済み(本チラシ掲載日の7カ月前)。

  • ※08年10月03日(金)、09年7月31日(金)・9月20日(日)・11月27日(金)、10年2月13日(土)・2月20日(土)の物件と同じ。

竣工7カ月経過して、なりふり構わずのB4判の販促チラシ。

  • 緊急告知


    • キャンセル住戸発生 限定2戸
    • 88m2超・角住戸 4LDK(301号室)
      • 500万円ダウン! 旧価格5,280万円 ⇒新価格4,780万円
    • 総額300万円 キャッシュバック
      • 詳しい内容は係員へお尋ね下さい。

本当に「キャンセル住戸」なのか、単なる売れ残り住戸なのかはさておき――。


「500万円ダウン!」の301号室は、ホームページによれば、「家具付きのモデルルーム使用住戸」となっている。
この売主は、2月20日のチラシでも「610万円ダウン!」として201号室を家具付きのモデルルーム使用住戸として販売していたぞ。
既購入者からの反発を免れ得る「家具付きのモデルルーム使用住戸」というエクスキューズ付きの値下げ販売作戦。
201号室に続き、301号室もうまくいくか?


さて、冒頭のキャッチコピーで最も怪しげなのが「総額300万円 キャッシュバック」。
「総額300万円」とあるだけで、自分が購入した場合にいくらキャッシュバックしてもらえるのか「詳しい内容は係員」に確認しないと分からない。
しかも、販売戸数が4戸だから、最後の1戸が売れないと、総額300万円の配分が確定できないではないか!


ちなみに、この「キャッシュバック」の販促ワザ――業界の自主ルール「不動産業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約」をひも解くと―単なる「値引き」にすぎないので、金額に制限はない。


「値引き」と謳わず、「キャッシュバック」と謳う、売主の狙いは何か?
「300万円値引きしますよ」と言われるよりも、「300万円のキャッシュバックがあります」と言われたほうが、現金がもらえることを連想しやすいので、ひょとすると販促効果が高まるのかもしれない。

(本日、マンション広告3枚)

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2019年6月1日、このブログ開設から15周年を迎えました (^_^)/
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