不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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首都圏マンション市況、底入れの兆しか?


本日、マンション広告3枚。

【第1期本広告】東京駅直通16分(快速利用)、駅バス8分+徒歩1分。総戸数550戸、5棟(14階建×2棟+11階建×3棟)。販売戸数188戸、3LDK(85.02m2)〜4LDK(135.76m2)。販売価格4,580万円〜9,380万円、最多価格帯5,600万円台(23戸)。平成23年1月中旬竣工(本チラシ掲載日の9カ月後)。

  • ※09年10月3日(土)・11月1日(日)、10年1月3日(日)・2月5日(金)・2月28日(日)の物件と同じ。

○○エリア「最後のビックプロジェクト」を謳う、大手デベロッパーが供給するバス8分+徒歩1分の大規模マンション。


村上春樹の「1Q84」1、2巻に続き、第3巻が4月16日の午前零時から発売になった。
版元の新潮社は発売前から10万部の増刷を決定。
初版の50万部に加えて20万部を事前増刷しており、合計で80万部。ずいぶん景気のいい話となっている。


一方、本日の物件の第1期販売戸数は188戸。
総戸数550戸の約3分の1を一気に放出しようというのだから、こちらのほうも景気がよさそうに見える。
第1期販売戸数率(=第1期の販売戸数÷総戸数)に換算すると34%。
先月の筆者調査(下図グラフ)によれば、首都圏の大規模マンションで第1期販売戸数率(=第1期の販売戸数÷総戸数)が20%を超えていたのは「プラウドシティ池袋本町」のみだったことからも、総戸数の3分の1一気放出は珍しい現象だ。
第1期販売戸数率の分布


この一気放出は、マンション市況底入れの兆しを示唆するものなのか、あるいは単なる売主の鼻息の荒さなのか?


『マンション・チラシの定点観測データベース』を用いて、これまでの販売履歴をひも解いてみたところ――。
昨年10月3日の予告広告では、第1期販売時期が「1月下旬」とアナウンスされていた。
ところが、年明けの1月3日の予告広告では「2月中旬」に販売時期が延伸される。
さらに2月5日の予告広告では「3月上旬」に、また延伸。
3月6日の予告広告では「3月下旬」と、またまた延伸。
3月28日の予告広告でも「4月上旬」と、またまたまた延伸。
そして先週の4月10日にようやく第1期の「本広告」が出された。


このように、第1期の「本広告」の時期は、当初予定されていた「1月下旬」から3カ月近くも遅れていたのだ。
ただ、3カ月近くかけて、総戸数の3分の1の販売の見通しが得られたということだとすれば、首都圏マンション市況底入れの兆しといえなくもないか・・・・・・。

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