不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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最後のビックプロジェクト、土地落札価格107万円/坪

某地区計画住宅地一般競争入札(結果)


本日、マンション広告1枚。

【予告広告】東京駅直通16分(快速利用)、駅バス8分+徒歩1分。総戸数550戸、5棟(14階建×2棟+11階建×3棟)。販売戸数/未定、3LDK(85.02m2)〜4LDK(135.76m2)。販売価格/未定。平成23年1月中旬竣工(本チラシ掲載日の11カ月後)。

  • ※09年10月3日(土)・11月1日(日)、10年1月3日(日)・2月05日(金)の物件と同じ。

○○エリア「最後のビックプロジェクト」を謳う、大手デベロッパーが供給するバス8分+徒歩1分の大規模マンション。


「最後のビックプロジェクト」の注釈として、次のように記されている。

  • ※△△地区計画内で、企業庁が保有し今後分譲を予定している中高層住宅用地は本物件が最後になります。



念のため、県企業庁のホームページを調べてみると、平成20年5月28日リリースで、この敷地の一般競争入札の結果を確認することができた。
入札に応じたのは3社。
予定価格106億2,400万円に対して、落札価格は121億2,200万円(予定価格の114%)。
登記簿面積が37,361m2だから、坪当たり107万円ということになる。


大手不動産3社が応札した、駅バス8分のこの「最後のビックプロジェクト」。
マンションの立地の悪さを、「居住者専用シャトルバス」という住民負担でリカバーしようというデベロッパーの目論見はいかに。

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