-
- -
12月30日に閣議決定された「新成長戦略(基本方針)〜輝きのある日本へ〜」は、温暖化対策や少子高齢者化対策の2つの課題を解決し、新たな需要や雇用をつくるため、成長分野として環境・エネルギーなど6つに分類されている。
4つ目の「観光立国・地域活性化戦略」の中に位置づけられている「ストック重視の住宅政策への転換」については、次のように記されている。
- 【2020 年までの目標】
- 中古住宅流通市場・リフォーム市場の規模倍増
- 耐震性が不十分な住宅割合を5%に
- 【主な施策】
- 中古住宅の流通市場等の環境整備、リバースモーゲージ等の積極的活用
- 住宅・建築物の徹底した耐震改修
ストック重視ということで、「数世代にわたり利用できる長期優良住宅の建設、適切な維持管理、流通に至るシステムを構築する」ことに期待したいところだが、「数世代にわたり利用できる」という表現にリアリティを感じないのは筆者だけか。
「2020年までに、中古住宅流通市場やリフォーム市場の規模を倍増」と具体的な数値目標が掲げられているので、6月目途に取りまとめられるという具体策に期待しよう。