【第2期本広告】大手町駅直通9分、駅徒歩13分。総戸数168戸、10階建。販売戸数45戸、2LDK(61.47m2)〜4LDK(95.00m2)。販売価格4,280万円〜7,390万円、最多価格帯5,400万円台。平成22年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の5カ月後)。
- ※5月24日(日)、6月26日(金)の物件と同じ。
倉庫業者の跡地に建つ、親水公園に南面した大規模マンション。
「第2期/新発売」を謳うB3判の「本広告」。
裏面の「物件概要」に目を凝らせば「販売戸数/45戸」と記されている。総戸数168戸の3割弱(=45戸÷168戸)。
第2期の販売戸数にしては、なかなか勢いのある数字だ。
『マンション・チラシの定点観測データベース』をひも解いて、これまでの販売履歴をグラフ化してみた(右上の図)。
第1期(90戸)と第2期(45戸)の販売戸数を合計すると135戸。総戸数の8割。
この勢いでいけば、竣工までの5カ月間に、残りの33戸を「販売」するのはそれほど困難でもなさそうだ。
だた、上述の「販売戸数」は、あくまでも「販売しようとする新築分譲マンションの住戸の戸数(不動産の表示に関する公正競争規約施行規則 第1条2項(6)号)」のこと。
各期の「販売戸数」がすべて契約締結に至っているかどうかとは別の話。
「本広告」が出される時期が遅延を重ねているという事実が、本当に売れ行きがいいのかどうか疑念を抱かせるのだ。
すなわち、5月24日の「第1期 予告広告」では、「販売予定時期/平成21年5月下旬」となっていたのだが――
実際に「本広告」が出されたのは、2カ月近く遅延した7月18日。
7月25日の「第2期 予告広告」でも、「販売予定時期/平成21年8月下旬」となっていたのだが、実際に「本広告」が出されたのは、1カ月近く遅延して本日(9月26日)ということになっている。