社員寮などの跡地に建つ大規模マンション。
【先着順住戸】大手町駅直通34分(通勤時)、駅徒歩16分。総戸数140戸、10階建。販売戸数17戸、3LDK(70.42m2)〜4LDK(92.35m2)。販売価格2,770万円〜4,360万円、最多価格帯2,900万円台。平成21年1月竣工済(本チラシ掲載日の半年前)。
B3判チラシのオモテ面には“新価格”が。
- 3LDK/73.52m2
- (旧)3,120万円 ⇒ (新)2,770万円
- 4LDK/80.88m2
- (旧)3,756万円 ⇒ (新)3,340万円
11%の値下げを謳う、このチラシが筆者のところに入ってきたのは初めて。
すでに半年前に竣工済みなので、売れ行き不振で販促エリアを拡大したということなのだろうか。
チラシ裏面の「現地案内図」に描かれた、この物件の位置を示す大きな「吹き出し」が気になった。
吹き出しで覆われたエリアには、売主が言いたくない情報が隠されているケースが多い。
そこでGoogle マップを使って、この物件の周辺状況を調べてみた。
おおっ、この物件の東側にバカでかい工場があるではないか。
某ブログによれば、戦時中は軍需製品を製造していたという。
土壌汚染なんかありそうだなと思いきや――。
工場敷地内の地下水から検出された環境基準値を超過した六価クロムに対して、周辺の井戸(29カ所)の水質を分析した結果、「六価クロムの影響はないものと考えられます」と、わざわざ市のホームページで公表されている。
本日の教訓:
チラシの「現地案内図」に「吹き出し」が描かれていたら、何が隠されているのかシッカリ確認しよう!
(本日、マンション広告10枚)