不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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超高層メガマンションの完売までの道のりは―

総戸数1,063戸の販売戸数・単価の推移


本日、マンション広告6枚。

【第4期予告広告】銀座一丁目駅直通5分、駅徒歩6分。総戸数1,063戸、48階建×2棟。予定販売戸数30戸、1LDK(42.71m2)〜3LDK(136.31m2)。予定販売価格3,910万円〜17,400万円。平成21年3月19日竣工済み(S棟)・6月下旬(N棟)竣工(本チラシ掲載日の3カ月前・当月)。
※08年6月20日(金)・7月19日(土)・8月1日(金)・8月15日(金)・12月5日(金)、09年1月1日(木)・5月4日(月)の物件と同じ。

共用施設を大胆なまでに削ぎ落としてコストダウンに挑んだ、大規模な超高層のツインタワー・マンション。


発売戸数を減らしてみたり(第2期:50戸⇒30戸)、発売時期を前倒ししてみたり(第3期:5月下旬⇒5月中旬)、膨大な数の売れ残り住戸を前に、販売サイドが迷走している様子を「5月4日(月) メガ超高層マンションの迷走販売」に記した。

本日のチラシは、第4期の「予告広告」。
予定販売戸数は30戸と記されているが、2カ月後(7月下旬)に出る「本広告」での発売戸数はどうなることやら。


『マンション・チラシの定点観測データベース』を用いて、過去の販売履歴を追ってみた。

  • 08年6月20日:第1期(本広告)362戸
  • 09年4月7日:第2期(本広告)30戸
  • 09年5月12日:第3期(本広告)120戸
  • 09年6月19日:第4期(予告広告)30戸

第1期から第4期までの発売戸数の合計は542戸。
総戸数が1,063戸だから、完売までまだ半分近く残っていることになる。


ついでに、第1期から第4期までの販売単価(万円/m2)の変化もグラフにしてみた。
最高単価は130〜140万円/m2と低下気味だが、最低単価のほうは91万円/m2と高止まり。
超高層メガマンションの完売までの道のりは厳しそうだ。

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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