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大京が昨日(11月5日)、2009年3月期連結決算の純損益見通しを当初予想の95億円の黒字から510億円の赤字に下方修正。
合わせて15%規模(⇒600名)のリストラを公表。
11月5日に公表された「平成21年3月期業績予想および配当予想の修正、資本増強の方針、子会社(扶桑レクセル株式会社)の合併、ならびに人員削減等の合理化の方針に関するお知らせ」という長いタイトルのPDFから、一部抜粋しよう。
- 8.今後の経営方針
- 9.人員削減等の合理化
- 前述のマンション分譲事業の縮小、営業生産性の向上等に伴い、グループ全体(正社員約4,000 名。マンション管理員を除く)の15%規模の人員削減等の合理化を行ないます。
筆頭株主であるオリックスが優先株式を引き受け、自己資本の増強策を図れるよう協議しているという。
510億円の赤字に下方修正といえども、「固定費の削減、広告宣伝費の圧縮など大幅な合理化、営業生産性向上により収益力を高めて」いける対策をプレスリリースできる余地のある大京(資本金 270億6,329万円)はまだいいほうではないか。
先月、民事再生申請・破産申請をしたデベロッパーは中小の4社。
- 10月2日自己破産申請:エルクリエイト(資本金2億3300万円)
- 10月30日自己破産申請:ノエル(資本金22億6905万円)
- 10月31日民事再生申請:康和地所(資本金5億2054万円)
- 10月31日民事再生申請:ダイナシティ(資本金114億9764万円)
これから続々と公表される第2四半期決算短信に要注目。