不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


全国で機械式駐車場が採用されているマンションは7割弱

都内最大の再開発エリアの一画に建つ最後の大規模マンション。

新宿駅20分(途中急行に乗り換え)、駅徒歩8分。総戸数219戸、13階建。平成21年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の5カ月後)。

  • 【第2期予告広告】販売戸数20戸、3LDK(71.15m2)〜4LDK(93.72m2)。予定販売価格4,260万円台〜6,980万円台。
  • 【先着順】販売戸数8戸、3LDK(71.15m2)〜4LDK(100.22m2)。販売価格4,260万円〜6,980万円、最多価格帯4,600万円台。
  • 2月17日(日)、3月2日(日)、3月16日(日)、5月8日(木)、8月8日(金)の物件と同じ。

B3サイズのチラシのオモテ面には、声に出して読んでみると恥ずかしくなりそうな、力のこもった文章が掲載されている。

東京の永年におよぶ想いと歩みが、敷地内自走・平置式駐車場100%というハイスペックを携え、全219邸のプレミアム・レジデンスに今、結実します。

首都圏の新築分譲マンションで、いわゆる「駐車場100%設置」の物件は5割強であることを半年前(3月6日)の記事で記した。
では、機械式駐車場を採用しているマンションはどのくらいあるのか?
ちょっと古くなるが、国土交通省が公表している「平成15年度マンション総合調査結果」のデータをもとに推定してみた。
同調査結果の中に、全国マンションの1管理組合当たりの「駐車場の収容台数」と「機械式駐車場の収容台数」のデータがマンションの完成年代別に開示されている。
そこで、「機械式駐車場の収容台数」÷「駐車場の収容台数」を「機械式駐車場を採用しているマンション」として、グラフ化してみた(次図参照)。
http://d.hatena.ne.jp/images/diary/f/flats/2008-09-14.jpg

グラフ化から、90年代以降、機械式駐車場を採用したマンションの割合が激増し、2000年代に入り、7割弱で高止まりしていることが分かる。
このデータは、全国のマンションを対象にしているので、首都圏に限れば、機械式駐車場を採用している割合はもっと高くなることだろう。
さて、国土交通省が5年ごとに実施しているこの「マンション総合調査」
今年度が調査年度となっている。
結果が公表されるのは、来年の2月ごろ。
機械式駐車場の動向やいかに。

(本日、マンション広告2枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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