土曜日、マンション広告2枚。
- 2007年6月16日(土)・6月20日(水)・7月15日(日)、2008年6月21日(土)の物件と同じ。
【第1期本広告(先着順)】大手町駅直通14分、駅徒歩8分。総戸数24戸、12階建。販売戸数5戸、2LDK(63.51m2)〜3LDK(82.43m2)。販売価格4,980万円〜6,200万円。平成20年10月下旬竣工(本チラシ掲載日の3カ月後)。
幹線道路沿いに建つ、小規模な外断熱マンション。
- 外断熱マンションにお住まいの入居者の皆様にお聞きしました。
- Q 住んで良かったことを教えてください。
B3サイズの広告裏面に売主に都合のいい「アンケートの直筆」が掲載されている。
- エアコンの設定温度は1℃上がった。除湿をあまりしなくなった。
- 夏は涼しく、又 梅雨時期は湿気がなく、冬は外の温度に比べれば暖かい。
- 冷房効率が良いので、電気代が安い。窓を閉めると防音効果が高く、静か。
- 東京では朝までエアコン(6〜8月)をつけていたのが、なくなった。結果として体調が極めて良くなった。また、経済的にも地球環境的にも優しい。
- “もわん”とした熱気のこもった部屋に帰らなくてもいいこと。夜、クーラーをつけっぱなしにしなくても朝まで眠れること。
「冬は外の温度に比べれば暖かい」のは、外断熱マンションに限らないぞ!
売主であれば、とても語れないような抽象的かつ主観的内容。
いつ、どこで、どのような人を対象にアンケートを実施したのか開示せずに、しかも、良いことずくめの文章の羅列。
「アンケートの直筆」であれば、チラシに掲載することが許されるのか?
いくら「ご紹介した入居者の声は、あくまで個人の主観・実感であり、入居者全てに約束された効果ではありませんのでご了承ください」と、ゴマ粒サイズの目立たないような小さな文字で注釈していても、許されるとは思えない。
マンション選びをする人にとって、「住んで良かったこと」情報以上に、「住んで悪かったこと」情報のほうが重要だと思う。
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もうひとつ気になったことがある。
「物件概要」に記された「総戸数」の数だ。
本日のチラシでは「総戸数/24戸」とあるが、その前のチラシ(7月20日)では「総戸数/25戸」となっていた。
この10日ほどで、総戸数が25戸から24戸に減少するなんて、一体なぜなんだ?
マンションギャラリーに電話取材してみた。
- 筆者「先日のチラシでは、総戸数25戸だったのですが、本日のチラシで24戸に減っているのはなぜですか?」
- 女性販売員「お客様、以前マンションギャラリーに来られた方でしょうか?」
- 筆者「いいえ、チラシを見ているんです。なぜ総戸数が24戸に減ったのでしょうか?」
- 女性販売員「ちょっと事情がありまして・・・・・・」
- 筆者「どのような事情ですか?」
- 女性販売員「少々お待ちください」
待つこと、30秒。
- 女性販売員「二つを一つにしたんです」
- 筆者「2戸を1戸にしたということですね?」
- 女性販売員「そうなんです」
- 筆者「なぜ、2戸を1戸に合体させたのですか?」
- 女性販売員「そこまでは、ちょっと・・・・・・」
この10日ほどの間に、先着順で受け付けた人から、2戸を1戸にすれば契約するというような申し出でもあったのか?
本物件の専有面積の最低値が63.51m2だから、2戸を1戸にすれば、最低でも127.02m2。
ずいぶんと広いですな。
隠すような情報でもないと思うのだが。
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