管理費は、安ければいいというものではない。
あまりに安く設定されていると、十分な管理がなされない恐れがあるからだ。
だからといって、管理費が高く設定されていると、デベロッパーが販売後も関連の管理会社で儲けようとしているのではないかと思ってしまう。
では管理費は、どのくらいが適切なのか?
これが意外と分からない。
公的な機関による調査データなるものが見当たらないのだ。
そこで、筆者が首都圏の新築分譲マンションの管理費の実態調査を実施した。
具体的には、リクルート社のフリーマガジン「首都圏版 マンションズ(1月29日号)」に登録されているマンションのうち、管理費が開示されていた全668件を対象に分析。
668件の管理費の平均値は16,151円/月。
総戸数と管理費(80m2換算)の関係をグラフで可視化してみると、10,000〜30,000円/月とずいぶんバラツキがある。
マンションの規模が大きくなると、若干だが安くなる傾向も見られる。
明日に続く・・・・・・。