不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


チラシにロゴマークを掲載しないデベロッパーは

日曜日、マンション広告1枚。

【第2期本広告】秋葉原駅直通15分、駅バス14分+徒歩3分。総戸数39戸(管理員室1戸含む)、15階建。販売戸数5戸、2LDK(56.10m2)〜4LDK(88.33m2)。販売価格2,868万円〜4,738万円。平成19年10月下旬竣工済み(本チラシ掲載日の1カ月前)。

幹線道路沿いに立つ、駅から遠いペンシル型の小規模マンション。

  • 堂々竣工!!
    • すぐにご入居できます!

恵まれていない立地環境にしては、売れ残り率13%(=5戸÷38戸)というのは、ある意味たいしたものだ。
どこのデベロッパーかと思って、B4サイズの広告を眺めても、デベロッパーのロゴマークがどこにも見当たらない。
ゴマ粒サイズの文字で書かれた物件概要に目を凝らすと、見慣れない会社名が記されている。
東京都知事免許(3)第*****号。
( )内の数字が小さいことから、不動産業を始めて日が浅いことが分かる。
ホームページで確認すると、1996年(11年前)に設立された、資本金1億円に満たない会社であることが分かる。
マンションの寿命よりもはるかに短い実績しかもたないデベロッパー(設立して11年)に、一生の買い物を委ねられるのか、ここは慎重な検討が必要だろう。
消費者は家電製品や乗用車を選ぶ際に、製品のよしあしを判断する目安として、会社名あるいはブランド名を確認するものだ。
一生の買い物ともなると、売り主の素性を確認するのは必須だろう。
本物件のように、チラシにロゴマークを掲載しない(=消費者にデベロッパーの素性を認識させない)作戦は、売り主都合としては分からなくもないが――。
チラシにロゴマークを掲載しない(都合の悪い情報は積極的に開示しない)デベロッパーには要注意かもしれない。


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