指紋と同じように声(声紋)も個人特有のもの。声と事前に登録したあなただけのキーワードを認識して、ドアを開錠する声紋認証ドア開閉システム。
荷物で両手が塞がっているときに便利なのだが
両手に荷物を持っているときやお子様を抱いているときも安心だと謳う。
さて、この声紋認証オートロックシステム(開けドアシステム)、風邪や花粉症などで声が変わっても、認証しやすくなっているという。
では、声変わり中の男の子はどうか? その都度、声紋登録し直すのか?
しゃべれない人(ハンディキャップ)には、もちろん使えない。
声紋の認証精度は高いというが、隠しマイクを仕掛けられて自分のキーワードを録音されてしまったら誰でも侵入できてしまうのではないか・・・・・・。
隣の人の顔も知らない都会の大所帯のマンションでは、住人にまぎれて侵入する(住人の後について入る)ことはいとも簡単だ。
だとすれば、声紋認証オートロックシステムのメリットは、両手が荷物でふさがっているときに、いちいち鍵を取り出さなくてすむということくらいか。
各種のバイオメトリクス認証システム
共用エントランスのバイオメトリクス認証システムは、声紋以外にも次のような様々な商品が出てきている。
- 虹彩認証
- 目の虹彩で識別。虹彩データは2歳以降変化しない。荷物を持ったままで開錠できるメリットあり。
- 血流認証
- 静脈の血管形状パターンで本人を識別。専用端末に指を入れて認証。
- 指紋認証
- 照合装置で指紋を照合させ、事前に登録した指紋と一致すると開錠される。
- 顔(フェイス)認証
- 顔のデータを登録。学習機能付きで経年変化にも対応。メガネの有無や髪型の変化にも対応可能。来訪者の顔データを履歴として残し、不正の抑止・追跡が可能。