不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、不動産(マンション購入・賃貸)に係る分析記事を提供しているブログメディア

電車所要時間とは|マンション広告の用語解説

マンションチラシに掲載されている「電車所要時間」とは、急行の利用が認められているだけでなく、乗り換えのための移動時間も待ち時間も含まれてない、バーチャルな最短の時間のことである。

もくじ

電車所要時間はバーチャルな最短時間

乗り換え案内サービス「駅探」を使って、平日の午前8時45分東京駅着を条件に、所要時間を調べてみたら――。
なっ、なんと24分もかかる。出社時刻を1時間遅らせて、9時45分東京駅着を条件に再度調べてみても22分かかる。

チラシ表示と11分も隔たりがあるのには、ワケがある。業界の自主ルール「不動産の表示に関する公正競争規約」(後述)では、途中乗り換えがあること、急行の利用であること、日中の平常時間帯であることを注記してあれば、最速ルートでの時間表示が許されるのだ。

チラシに掲載されている電車所要時間とは、急行の利用が認められているだけでなく、乗り換えのための移動時間も待ち時間も含まれてない、バーチャルな最短の時間なのだ。

現実的には9時出社に合わせて東京駅に8時45分に着くためには、途中の乗り換え時間も含めて24分かかるからチラシとの差は11分。忙しいビジネスパースンにとって、朝の11分は無視できない時間だろう。

マンションを選ぶ際には、目的の駅までどのくらい時間がかかるのか、平日の通勤時間帯に実際に乗って確かめよう。

電車所要時間の定義

不動産公正取引協議会連合会の「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則第10条」1項(6)号に、次のように規定されている。
【不動産の表示に関する公正競争規約施行規則第10条】
(6) 電車、バス等の交通機関の所要時間は、次の基準により表示すること。

  • ア 起点及び着点とする駅等又はバスの停留所の名称を明示すること。この場合において、最寄りの駅等からバスを利用する場合であって、物件の最寄りの停留所までのバスの所要時間を表示するときは、停留所の名称を省略することができる。
  • 乗換えを要するときは、その旨を明示すること。
  • 特急、急行等の種別を明示すること。
  • 通勤時の所要時間が平常時の所要時間を著しく超えるときは、通勤時の所要時間を明示すること。この場合において、平常時の所要時間をその旨を明示して併記することができる。
  • 通勤時に利用することができない電車、バス等の交通機関による所要時間を表示するときは、その旨を明示し、かつ、通勤時に利用することができる電車、バス等の交通機関による所要時間を併記すること。

あわせて読みたい

[PR] SUUMO タワーマンションを探す!販売前の資料請求が成功の秘訣人気の新築マンション

2019年6月1日、このブログ開設から15周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.