昨日の続き。
本制度が実施された2003年4月1日以来、先月の11月21日まで、約2年8ヶ月の間に(仮)認定・登録を受けたマンションの件数内訳は、次のとおり、なんとも寂しい数だ。
- 新築マンション(計211件)
- 仮認定 136件
- 本認定 75件
- 中古マンション(8件)
新築マンションは、「仮認定」⇒「本認定」の過程を経て登録される。
上記の新築マンションの登録数211件は、中身を確認するとダブって計上されていることがわかる。
このダブル計上分を差し引くと、実際に登録された物件の累積数は136件と4割も減ってしまう。
この少ない136物件の内訳を調べていて、驚きの事実を発見!
新築マンションで同制度の(仮)認定を受けているのが、次のように、ほとんど2つのデベロッパーに限られているのだ。
- 大京(109件)
- セコムホームライフ(21件)
- グローベルス(3件)
- その他(3件)
認定基準が高すぎて、他のデベロッパーは認定を諦めているのか?
あるいは、多くのデベロッパーは、認定が販促につながらないと同制度を見限ったのか?
ちなみに、優良マンション登録表示にかかる申請手数料は、新築の場合、10,000m2未満が44,100円(税込)、10,000m2以上で50,400円(税込)だから、申請手数料高さゆえの申請数の少なさではなさそうだ。
「東京都優良マンション登録表示制度」危うし。
※さらに明日に続く・・・・・・。
- 東京都優良マンション登録表示制度(その1)
- 東京都優良マンション登録表示制度(その2)
- 東京都優良マンション登録表示制度(その3)
- 東京都優良マンション登録表示制度(その4)
- 東京都優良マンション登録表示制度(その5)
- 東京都優良マンション登録表示制度(その6)
(本日、マンション広告なし)