不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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物件の「マンション環境性能表示」の詳細を知るには―

標章(ラベル)


土曜日、マンション広告3枚。

  • 7月1日(土)、11月02日(木)の物件と同じ。

大手町駅直通7分、駅徒歩6分。総戸数155戸、32階建。販売戸数91戸、2LDK(58.71m2)〜3LDK(113.97m2)。販売価格3,690万円〜12,390万円、最多価格帯5,700万円台。平成20年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年3カ月後)。

都心へのアクセスが良好な、地上32階建ての超高層マンション
耐震強度偽装事件以後、その利用が急増している「設計性能評価(取得済)」の標章(ラベル)が掲載されている。
そのヨコには、「建設性能評価(取得予定)」の標章(ラベル)ではなく、文字が記載されている。
「建設性能評価」は、建物が竣工しないと取得できず、その標章(ラベル)を表示することが禁じられているからだ。
それにしても、耐震強度偽造事件以後、まるで免罪符のごとく、「設計性能評価(取得済)」の標章(ラベル)が増えてきているのだが――。
広告では「設計性能評価(取得済)」の中身の表示まで義務付けられていないものだから、消費者は判断のしようがないのではないか。
また、本日の広告には、「建設性能評価(取得予定)」の標章(ラベル)のヨコに「マンション環境性能表示」も併載されている。
「マンション環境性能表示」は、東京都が平成17年10月から、延床面積10,000m2を超える分譲マンションの広告に表示することを義務付けたもの。
「建物の断熱性」「設備の省エネ性」「建物の長寿命化」「みどり」の4つの項目それぞれに、最高で3つの☆マークが表示されているので、直感的に理解しやすい。
物件の「マンション環境性能表示」については、都のホームページを見れば分かるはずなのだが――。
残念ながら、都のホームページにタイムリーに表示されていない!
でもご安心を!
すでに公表されている「建築物環境計画書」をひもとけば、「エネルギー使用の合理化」 「資源の適正利用」「自然環境の保全」など、「マンション環境性能表示」に係る詳細情報を知ることができる。


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