不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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一生住めるマンション!南側の間口はできるだけ広く

間取りを論じる前に

間取りを論じる前に居間、寝室、台所、玄関、トイレ、風呂場など、各部屋の広さや配置といった間取りの検討に入る前に、それらの部屋の器となっている住戸の間口と奥行きを検討することが重要です。

なぜならば、極論すれば間取りは、リフォームによっていくらでも変更可能ですが、住戸の間口と奥行きは、後からの変更がきかないからです。

マイカーを選ぶときも、そうだと思います。内装の仕上げや座席の色、カーナビの種類などといったパーツからマイカーを絞り込む人はまずいないでしょう。小型車にするのか中型車にするのか、スポーツタイプにするのかファミリータイプにするのか、セダンタイプにするのかワンボックスタイプにするのか―、家族構成やライフスタイルから、まず車種を絞り込むのが普通です。

マンションの場合でも同じです。間取りという個々のパーツを論じる前に、家族構成やライフスタイルから、住戸のタイプ(間口と奥行き)を大きく絞り込むのが先です。

間口が広いことのメリット

間口が広いことのメリット間口が広いこと(当然、大きな窓があることが前提です)の主なメリットは、開放感を得られることと、十分な採光を確保しやすいことです。

建築基準法では、床面積の七分の一以上の「有効採光」面積が最低基準として定められています。「有効採光」は、周囲の建物が迫っていたり、窓の位置によっては必要な「有効採光」が取れていない扱いになってしまう場合があります。

床面積の大きな居間には、それにふさわしい開放的な大きな窓が必要です。日中薄暗いのは、いかにも不健康です。

一般的に、家族生活の中心となる居間は、日照条件の良い南側に配置されます。その南側の間口が広いことが家族の精神的、肉体的健康につながりますので、ふところ具合とよく相談し、できるだけ広い間口をもったマンションを選びましょう。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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