社宅跡地に建つ、14階建て227戸の大規模マンション。。
大手町駅直通22分(快速利用)、駅徒歩9分。総戸数227戸、14階建。販売戸数未定、3LDK(72.98m2)〜4LDK(91.74m2)。予定販売価格2,840万円〜4,700万円、最多価格帯3,000万円台。平成19年3月下旬竣工(本チラシ掲載日の7カ月後)。
- 1月7日(土)、4月21日(金)の物件と同じ。
B3判の広告オモテ面に、高台に建つマンションのCG合成写真が掲載されている。
青空のもと、緑地に覆われた高台に建つマンションは、いかにも眺望が良さそうに描かれている。
このCG写真を注意深く見ていると、細く白い線で3本の塔状のものが描かれていることに気が付く。
CG写真の右下には、よく見かける怪しげな、注釈文が―。
- 外観完成予想図に現地方面の写真を合成したものをCG処理を施したもので実際とは異なります。
- なお、周辺の建物等を一部省略しています。
「周辺の建物等を一部省略しています」だって?!
「建物等」の「等」とは、送電鉄塔のことではないか!
細く白い線で描かれた3本の塔状のものは、本物件の近傍を走っている、巨大な送電鉄塔。
現地に行けば、すぐに分かることなのに、巨大な送電鉄塔をCG処理で認識しづらくしてしまうなんて、極めて悪質!
「実際とは異なります」と注釈していても、「不当表示」であることの指摘は免れないのではないだろうか。
業界の自主ルール「不動産の表示に関する公正競争規約」を定めている不動産公正取引協議会連合会のコメントが欲しいところだ。
ちなみに、同規約の第23条(その他の不当表示)第(43)項は、次のような広告表示を禁じている。
(43) 物件からの眺望若しくは景観又は物件を中心とした眺望若しくは景観を示す写真、絵図又はコンピュータグラフィックスによる表示であって、事実に相違する表示又は実際のものよりも優良であると誤認されるおそれのある表示
(本日、マンション広告5枚)